禁止薬物の使用によって18ヶ月のライセンス停止となっているアンドレア・イアンノーネは、来週月曜日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に公聴会のために出廷する。この中で彼と弁護士は今回の18ヶ月の資格停止処分を不服として訴えていく。

最終的な判断は2ヶ月以内に下されるということで、7月半ばにはアンドレア・イアンノーネの資格停止が18ヶ月以内に解けるか否かが明らかになる。もし資格停止処分が解かれる場合、アンドレア・イアンノーネはMotoGP2020年の開幕戦となるスペインGPへの出場が叶う。なお、18ヶ月の資格停止処分は昨年12月17日からスタートしており、2021年の6月16日まで続く。

アンドレア・イアンノーネ
アンドレア・イアンノーネ

弁護士 アントニオ・デ・レンシス

来週の月曜日か火曜日にはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に出廷します。この中で現行の仕組みの中で、一体どうしたら禁止薬物に汚染された肉の摂取を避けられたのかという不合理な部分を追求します。実際問題として汚染された肉ではないという証明があったとしても、その肉がきちんと料理として提供されてくるのかまでは追えません。プロセスの部分と罰則に関して、明確な基準が無いことは明らかです。

「このような状況において、スポーツマンはまさに狂気の中に置かれているんです。私はアンドレア・イアンノーネの潔白と無実を信じていますし、CASでもそのように主張していきます。CASへの訴えは5月15日までに完了させます。そして回答は20日程度で得られる見込みとなっています。最終的な判断は2ヶ月以内に行われると思います。

(Photo courtesy of michelin)