MotoGPクラスのチェコGP決勝レースの結果をお伝えする。優勝はMotoGPクラス3戦目で初優勝となったブラッド・ビンダー。序盤にチームメイトのポル・エスパルガロを鋭い走りで抑え、そこからあっという間にフランコ・モルビデッリに追いつき、フランコ・モルビデッリを抜いた後は独走して優勝した。

2位は安定した走りを最後まで貫いたフランコ・モルビデッリ、3位はポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコ。ポル・エスパルガロとの接触でロングラップペナルティーを課されながらも、最後にアレックス・リンスのアタックを交わして表彰台を獲得した。

4位は肩を怪我しているアレックス・リンス、予選は11番手グリッドとなったが、そこから表彰台を狙える位置にまで順位をアップ、最後はザルコと3位争いを行うも4位となった。5位バレンティーノ・ロッシ。前回のアンダルシア同様に決勝で結果を出した形だ。

6位はミゲル・オリヴェイラ、7位ファビオ・クアルタラロ、8位は後方から素晴らしい追い上げを見せた中上 貴晶。9位ジャック・ミラー、10位アレイシ・エスパルガロ。

11位アンドレア・ドヴィツィオーゾ、12位ダニーロ・ペトルッチ、13位カル・クラッチロー、14位マーべリック・ビニャーレス、15位アレックス・マルケス、16位ティト・ラバト、17位ブラッドリー・スミス、18位ステファン・ブラドルとなった。
ブラッド・ビンダー

優勝 ブラッド・ビンダー

「夢のようです。子供の頃からMotoGPで優勝したいと思っていて、今日その夢が叶いました。ずっとサポートしてくれた両親がここにいてくれたら良かったですね。自分をサポートしてくれた皆さん、チームの素晴らしい仕事にも感謝です。今週末のバイクは最高でした。これから更に勝利を重ねていきたいですね。」
フランコ・モルビデッリ

2位 フランコ・モルビデッリ

「感激です。良いレースでスタートも良かったですね。とにかく自分のペースで走行し、タイヤを痛めつけないように気をつけました。ブラッド・ビンダーが迫っているのはわかっていましたが、自分の走りを乱さないように表彰台を持ち帰ろうと思って走っていました。チームの作業に感謝したいと思います。オーストリアに沢山のパワーを持っていきたいですね。」
ヨハン・ザルコ

3位 ヨハン・ザルコ

「昨日目標と話していたTOP5よりも嬉しいですね。(笑)スタートはミスをしたんですが、フランコ・モルビデッリのペースにはついていけませんでした。ポル・エスパルガロは速かったんですが、彼は何度もワイドになって、自分はそのインでラインを保持していたんです。アウトにはらんだポルがぶつかってきましたが、彼が転倒したことにも気づきませんでしたし、あれでロングラップペナルティーを食らったのは驚きましたね。」

「ロングラップペナルティーで誰にも抜かれなかったのはびっくりしましたが、これでフランコ・モルビデッリを追えると思いました。残り3周でタイヤが限界だったんですが、リンスが最後に強いとわかっていましたのでブロックラインで脱げきりました。Ducatiにとにかく感謝したいですね。」

(Photo courtesy of michelin)