混乱の中で7月に開幕となった2020年のMotoGPだが、2021年も引き続きコロナの影響を受けてスケジュールの変更がありそうだ。現在の予定では2月にマレーシアでプレシーズンテストが開催されるが、マレーシア政府がコロナ第2波を警戒して渡航制限を強化しており、このマレーシアテストが中止、もしくは延期となる可能性がある。
そうなると開幕戦の舞台であるカタールで複数回のテストが開催される可能性があり、続くアルゼンチンとアメリカでのレース開催も、4月のレース開催は難しいかもしれない。アメリカ、アルゼンチンもコロナが収束した気配はなく、渡航制限も引き続き厳しい規制が課せられているためだ。
仮に2年連続でアルゼンチン、アメリカの2戦がカレンダーからなくなった場合、カタールでの連続開催、第5戦の舞台であるヘレスでの2連続開催、もしくは最終戦の舞台となったポルトガルでの開催も可能性としてはありそうだ。
日本GPが開催されるころにはワクチンが実用化されていることを願うばかりだが、2021年も新型コロナウイルスの影響を少なからず受けるシーズンとなることは間違いないだろう。
MotoGP2021年シーズン暫定カレンダー
開幕戦 (3/28)カタールGP/ロサイル・インターナショナル・サーキット
第2戦 (4/11)アルゼンチンGP/テルマス・デ・リオ・オンド
第3戦 (4/18)アメリカGP/サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
第4戦 (5/2) スペインGP/ヘレス・サーキット
第5戦 (5/16)フランスGP/ル・マンサーキット
第6戦 (5/30) イタリアGP/ムジェロ・サーキット
第7戦 (6/6)カタルーニャGP/カタルーニャ・サーキット
第8戦 (6/20)ドイツGP/ザクセンリンク
第9戦 (6/27)オランダGP/TTサーキット・アッセン
第10戦 (7/11)フィンランドGP/キュミリング
第11戦 (未定)未定
第12戦 (8/15)オーストリアGP/レッドブル・リンク
第13戦 (8/29)イギリスGP/シルバーストーン
第14戦 (9/12)アラゴンGP/モーターランド・アラゴン
第15戦 (9/19)サンマリノGP/ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
第16戦 (10/3)日本GP/ツインリンクもてぎ
第17戦 (10/10)タイGP/チャーン・インターナショナル・サーキット
第18戦 (10/24)オーストラリアGP/フィリップアイランド
第19戦 (10/31)マレーシアGP/セパン・インターナショナル・サーキット
第20戦 (11/14)バレンシアGP/バレンシア・サーキット
(Photo courtesy of michelin)