第6戦イタリアGP初日にシャーリンが快調な走り出し朝のフリー走行1回目を12番手でスタート!
第6戦イタリアGPが行われるムジェロサーキットは、シーズン全体でも最高の盛り上がりを見せる会場のひとつです。昨年は新型コロナウイルス蔓延の影響でレースがキャンセルされたムジェロ大会でしたが、今年は無観客開催としてレースが行われることになりました。
大勢のレースファンが詰めかける毎年の風景はお預けになりましたが、それでもシーズン屈指の名コースを走るライダーたちは、いつもと同じ集中力でレースウィーク初日から全力で走行を開始しました。
NTS RW Racing GPのハフィス・シャーリンは、午前のフリー走行(FP)1回目で早速、NTSの性能を引き出すライディングを披露し、セッション12番手という高い戦闘力を発揮しました。Moto2でこのコースを初めて走るチームメイトのバリー・バルタスはコースとマシンの習熟に徹して、午前は30番手のタイムでした。
シャーリンは、午後のFP2では午前のような上位の位置にこそつけませんでしたが、40分のセッションタイムをしっかりと走りこんで24番手。初日総合順位では20番手につけています。バルタスは午前からひとつポジションを挙げて29番手。総合順位も29番手としました。
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チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは、金曜日の走行を以下のように振り返りました。
「初日はまずまずのスタートだったといえるでしょう。明日の土曜は、チームとライダーが力を合わせてさらにバイクのセットアップ改善と戦闘力向上に磨きをかけてくれるにちがいありません。午前のFP3と午後の予選に向けて、さらに集中力を研ぎ澄ませて戦っていきます」
土曜日の走行は、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)に40分間のFP3がスタートします。
ハフィス・シャーリン(ゼッケン55)
(FP1-12番手FP2-24番手総合20番手)
「午前はいいフィーリングで走り出せて、ラップタイムも良かった。12番手ということは、予選で速いグループのQ2に入れるということだからね。午後のFP2は、午前のタイムを0.5秒ほど削れそうだったけれども、ラインを塞がれてしまい、狙っていたタイムを記録できない要因になってしまった。午前の順位を維持できなかったのは残念だけど、チームががんばってくれたおかげでバイクは着実に良くなっているので、明日はQ2に進出できるように全力でがんばるよ!!」
バリー・バルタス(ゼッケン70)
(FP1-30番手FP2-29番手総合29番手)
「このコースはレッドブルルーキーズカップで走行したことがあるけれども、Moto2のマシンで走るとまったく印象が違うんだ。スピードも違うし、バイクの走らせ方やライン取りもまったく異なっている。今日の走行では、午前から午後にかけて約1秒詰めることができたので、ハッピーだよ。セッション中は、自分の走りの参考にできる速いグループを見つけたいと思っていたんだけど、ハフィスが僕の前を走ってくれたおかげで、だいぶ勉強になった。明日もこの調子で、さらに努力を続けるつもりだ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)