FP3でも新パーツのテストを継続しているマルク・マルケス。HRCは結局、バイク改善のテスト要員としてマルク・マルケスを選んだ形だ。マルクによるとFP3の中で新たな発見があったということで、今後のレースに向けての改善が期待出来る。いずれにしても優勝争い、表彰台争いは難しいだろうとのこと。[adchord]
HRCからテストを託されている
マルク・マルケス
「FP3では引き続き新しい内容を作業していました。こういうテストをしていると興味深い発見があることがありますが、同じことが今朝起こりました。非常に良いフィーリングを見つけることが出来て、そのままで作業を継続してフィーリングが少し改善しました。しかし、明らかに優勝争い、表彰台争いが出来るペースはありません。」
「でも、許容範囲のレースが出来るだけのペースはあるとおもいます。明日は気温が上がると思っていて、そういったコンディションは自分達にとっては有利ですが、さらに改善が必要です。HRCには引き続き優勝出来るようにするため、新しい要望を出しています。HRCはこれに応えて新しいパーツを持ち込んでくれています。」
「日曜に結果を出すには、こういった新しいパーツをどんどん試すべきではありません。でも、誰かがそういったことをする必要があります。そしてホンダはその役目を自分に託しているんです。」
「今日の目標は2列目の獲得でした。1列目はどうしたって無理だとわかっていました。5番手は悪くありませんし、ターン1でそこまで問題を抱えずに済むと思います。この位置からのスタートであれば、ミスをしにくくなりますから。その状態でトップ選手を追っていきたいです。もちろんトップの選手達をレースを通じて追うだけのペースはありませんけどね。」
「毎朝肩の状況を確認していますが、このトラックでフルレースでプッシュして走行するのは不可能です。アッセンなどであれば大丈夫ですが、このトラックではブレーキングでプッシュしすぎないよう注意が必要です。もしブレーキングで体制が崩れると、コーナリングにあたりフロントに荷重が乗りすぎて転倒してしまうことになります。」
(Photo courtesy of michelin)