三重県・鈴鹿サーキットにて、7月30日(日)に決勝レースが行われる「2016-2017 FIM※1世界耐久選手権シリーズ(以下、EWC)最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会」(以下、鈴鹿8耐)に参戦する主なHondaチームの体制が決定しました。
40回目の大きな節目を迎える今年の鈴鹿8耐に各主要チームは新型CBR1000RR SP2で参戦し、タイトル奪還を目指します。
今季、開幕からEWCに参戦し、この鈴鹿8耐で最終戦を迎えるF.C.C. TSR Hondaは、FIMスーパーバイク世界選手権シリーズで活躍中のステファン・ブラドルと、FIMロードレース世界選手権(以下、MotoGP)Moto2クラスに参戦中のドミニク・エガーターを迎え、優勝を狙います。
MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは、これまでに3度の鈴鹿8耐優勝経験を持ち、現在、MFJ※2全日本ロードレース選手権(以下、JRR) JSB1000クラスに参戦中の高橋巧と、MotoGP Moto2クラスに参戦中の中上貴晶に加え、昨年のMotoGPオランダGPで優勝し、鈴鹿8耐に初参戦となるMotoGPライダー、ジャック・ミラーを迎え、3年ぶりの優勝を目指します。
昨年の鈴鹿8耐でHonda勢最上位となる8位を獲得した、参戦6年目のSatu HATI. Honda Team Asiaは、FIM CEVレプソルMoto2ヨーロッパ選手権に参戦中のディマス・エッキー・プラタマと、FIM アジア ロードレース選手権に参戦中のラタポン・ウイライロー、ザクワン・ザイディの体制で、今年も上位入賞を目指して挑戦します。
また、au&テルル・Kohara RTはJRR JSB1000クラスに参戦中の秋吉耕佑、FIMスーパースポーツ世界選手権に参戦中の大久保光、MotoGP Moto2クラスに参戦中の長島哲太の体制で臨みます。Honda Dream RacingはJRR JSB1000クラスに参戦中の山口辰也を中心にチームを編成します。そして、9年ぶりに鈴鹿8耐へ復帰するMORIWAKI MOTUL RACINGは、JRR JSB1000クラスに参戦中の高橋裕紀と清成龍一の体制で優勝を目指します。
さらに、Honda DREAM RT 桜井ホンダは、JRR J-GP2クラスに参戦中の水野涼と英国スーパーバイク選手権のジェイソン・オハローランを迎え、2年ぶりの参戦となります。Hondaに部品を供給するサプライヤー16社の連合によるTeam SuP Dream Hondaは、4度の鈴鹿8耐優勝経験を持つベテランライダーの伊藤真一に、EWC参戦中のグレッグ・ブラック、ジョシュ・フックを迎え、上位入賞を目指します。
※1FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2MFJとは、Motorcycle Federation of Japan(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称
F.C.C. TSR Honda
ステファン・ブラドル
「EWCで戦うF.C.C. TSR Hondaのチームの一員として走ることができて大変光栄です。また、40回目を迎える歴史ある鈴鹿8耐に参戦できることもうれしく思っています。長時間の厳しいレースに向け、新型CBR1000RR SP2のセットアップをチームと一緒になって積み重ねていくことは、いつものレースとは違う難しさもあると思いますが、優勝という大きな目標に向かっていきたいと思います」
ドミニク・エガーター
「今年もF.C.C. TSR Hondaのチームで鈴鹿8耐を戦えることをうれしく思います。昨年は思いもよらない転倒を喫してしまいましたが、チームの懸命のリカバリーの結果、ゴールを迎えることができました。今年もシビアなレースになると思いますが、優秀なチームと、新型CBR1000RR SP2で鈴鹿8耐を迎えることは非常に楽しみです。今回も表彰台を目指し、全力で走ります」
MuSASHi RT HARC-PRO. Honda
高橋 巧
「今年も再び、最高のチームであるMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの一員として鈴鹿8耐を迎えることができ、とてもうれしく思っています。新型CBR1000RR SP2というマシン、中上選手、ミラー選手という強力なチームメートにも恵まれました。ここ2年間の鈴鹿8耐は不運な結果で悔しい思いをしていましたが、チーム全員の力で王座奪還を目指し、頑張ります」
中上 貴晶
「久しぶりの鈴鹿8耐となりますが、第40回記念大会という大きな節目のレースで再び参戦できることを大変光栄に思っています。MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのメンバーとして、これまでの経験を活かしセットアップを進め、ベストを尽くして戦います。ハイレベルで厳しい戦いになると思いますが、強力なチーム体制の下、優勝を目指していきたいと思います」
ジャック・ミラー
「歴史ある鈴鹿8耐に、高い実力を持つMuSASHi HARC-PRO. Hondaから初めて参戦することとなり、胸が躍っています。普段のロードレースとは違った耐久レースへのチャレンジは、自分が大きく成長できるチャンスだとも思っています。強力なチームのメンバーとともに、タフなレースを戦い抜き、表彰台の頂点を目指します」
【鈴鹿8耐に参戦する主なHondaチーム】
ゼッケン | チーム名 | マシン | ライダー名 |
5 | F.C.C. TSR Honda (エフ・シー・シー・ ティーエスアールホンダ) | CBR1000RR SP2 | ステファン・ブラドル (Stefan Bradl) |
ドミニク・エガーター (Dominique Aegerter) | |||
未定 (TBA) | |||
19 | MORIWAKI MOTUL RACING (モリワキ・モチュール・ レーシング) | CBR1000RR SP2 | 高橋 裕紀 (Yuki Takahashi) |
清成 龍一 (Ryuichi Kiyonari) | |||
未定 (TBA) | |||
22 | Satu HATI. Honda Team Asia (サトゥ・ハティ・ ホンダ・チーム・アジア) | CBR1000RR SP2 | ディマス・エッキー・プラタマ (Dimas Ekky Pratama) |
ラタポン・ウイライロー (Ratthapong Wilairot) | |||
ザクワン・ザイディ (Md Zaqhwan Zaidi) | |||
72 | Honda DREAM RT 桜井ホンダ (ホンダ・ドリーム・アールティー・ サクライホンダ) | CBR1000RR SP2 | 水野 涼 (Ryo Mizuno) |
ジェイソン・オハローラン (Jason O’Halloran) | |||
未定 (TBA) | |||
79 | Team SuP Dream Honda (チーム・サップ・ドリーム・ホンダ) | CBR1000RR SP2 | 伊藤 真一 (Shinichi Ito) |
グレッグ・ブラック (Gregg Black) | |||
ジョシュ・フック (Josh Hook) | |||
090 | au&テルル・Kohara RT (エーユーアンドテルル・ コハラ・レーシングチーム) | CBR1000RR SP2 | 秋吉 耕佑 (Kosuke Akiyoshi) |
大久保 光 (Hikari Okubo) | |||
長島 哲太 (Tetsuta Nagashima) | |||
104 | Honda Dream Racing (ホンダ・ドリーム・レーシング) | CBR1000RR SP2 | 山口 辰也 (Tatsuya Yamaguchi) |
未定 (TBA) | |||
未定 (TBA) | |||
634 | MuSASHi RT HARC-PRO. Honda (ムサシ・アールティ・ハルク・ プロ.ホンダ) | CBR1000RR SP2 | 高橋 巧 (Takumi Takahashi) |
中上 貴晶 (Takaaki Nakagami) | |||
ジャック・ミラー (Jack Miller) |
<ホンダ プレスリリース>
※上記参戦体制は、6月22日時点のもので、変更となる場合があります
※ゼッケン番号に基づいた順で、チーム名を掲載しています