タイトル争いを継続するには優勝を重ねるしかない状況、そしてポールポジションから優勝出来るレースを展開していたフランチェスコ・バニャイア。しかしグリッド上でハードフロントに変更したことが祟ってか単独転倒。この瞬間フランチェスコ・バニャイアのチャンピオンシップ争いは終了した。今年は昨年のファビオ・クアルタラロ同様だと語るが、来年は今年の悔しさ、そしてタイトル争いの経験をバネに力強く戻ってくると語る。
クアルタラロとの1年の経験は大きい
フランチェスコ・バニャイア
「転倒はフラストレーションを感じていますが、自分に怒ってはいません。出来ることはすべてやりつくしたと思いますしね。ハードフロントは自分にあっていたんですが、コンディションには合っていなかったのかもしれません。今日のペースは素晴らしかったですしプッシュはしていました。その中での転倒でしたが今年の作業には満足しています。過去4戦で大きく前進してきましたしね。」
「ここ4戦は常にトップ3を獲得していましたから。これが重要なことです。昨年はから今年にかけてしっかりと学習が出来たと思いますし、来年にこの経験を引き継いでいきたいですね。来年のバイクはさらに進化しているでしょうし、自分自身もタイトル獲得に向けて準備が出来ているでしょう。」
「プッシュしていましたが転倒の理由はわかりません。プッシュしていると僅かな違いが大きなものになります。今日は優勝出来るレースでしたので、残念ではあります。今日出来ることは優勝することでしたから、それが出来ることを証明出来たのは嬉しいですね。」
「今年は常にトップ5を獲得することが目標でしたが、今はチャンピオンシップ2位ですし、一時はザルコ相手に50ポイント離されていましたからね。素晴らしい結果だと思います。目標はチャンピオンシップを2位でこのまま終えることです。」
「ファビオ・クアルタラロは自分よりも1年タイトル争いの経験があった。これが大きな違いでしょうね。彼のほうがより準備が出来た状態で今年に挑むことが出来たはずです。言うなれば自分は昨年のクアルタラロと同じ状況です。今年はたくさん学習しましたし、来年に力強く戻ってきます。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)