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カワサキ・レーシング・チーム カタルーニャで最後のプライベートテストを完了

カワサキ・レーシング・チーム カタルーニャで最後のプライベートテストを完了

他のライバルチーム同様に、カワサキ・レーシング・チームもカタルーニャでテストを完了。今回は多くのチーム、ライダーが参加するテストだったために、各チームやライガーも互いをある程度意識しながらの走行となった。そんな中、タイトル奪還を目指すカワサキ・レーシング・チームは、開幕戦アラゴンに向けたセットアップ作業を精力的に進めている。[adchord]

カワサキ・レーシング・チームはチームの地元であるカタルーニャ・サーキットでの2日間、2022年シーズン最後のプライベートテストを終えた。テスト初日の3月25日(金)はドライコンディションで、KRTライダーと2022年のライバル達は安定した路面コンディションで走行が出来た。2日目はドライで始まったが中盤に雨も降り出したことで、有意義に時間を使うことは出来なかったようだ。

ジョナサン・レイは初日に自己ベストの1分41秒062を記録。総合4番手となった。ジョナサン・レイはスタッフと共にベースセッティングの作り込みを進め、タイヤについても複数のタイヤのテストを行っている。フィジカルも万全となったアレックス・ロウズは同様にセットアップ作業を進め、気温がやや高めの初日にベストラップタイム1分41秒664を記録した。

なお、今シーズンのFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)は4月8日からアラゴンとなる。シーズン前の最後のテスト走行は、4月4日から5日にかけてモトランド・アラゴンで開催されるオフィシャルテストが最後となる。

ジョナサン・レイ

「テストで良いフィーリングを感じました。ヘレスとポルティマンで感触が良かったアイテムの感触を再確認しました。天候は完璧とは言えず気温も低い状況でしたが、特に初日は多くの周回をこなすことが出来ています。2日目は気温が冷たくなったものの、ベースセッティングの作業を続けています。2日目はスタート練習を数多くこなして改善を確認しています。」

「今回非常に良い形でテストを終えていますから、アラゴンに行くのが楽しみです。ここでテストを行っていたライバルも同様に何かしらの戦略を持ってテストを行っていました。今回も含めてプレシーズンは長く充実したものでした。チームが行ってくれた素晴らしい作業に感謝しています。これからは開幕戦に挑むことになります。KRTの皆の努力は素晴らしいものでしたね。」

アレックス・ロウズ

「初日は充実したテストが出ました。多くの周回をこなすことが出来て、コンスタントに走行を重ねました。今までの冬季テストの中で行ってきた変更点をしっかりと感じることが出来ています。」[adchord]

「朝はテスト可能な時間が限られていたましたが、バイクのリアエンドで変更を加えるなど試してみたいと思っていたんです。天気予報は非常に悪かったので、最終日に多くの走行が出来たのは良かったですし、走行内容も天候から考えるより良かったですね。」

「ここからアラゴンに向かう準備はしっかりと出来ていますし、良い周回を重ねることが出来たのはポジティブでした。怪我も良くなっていますし回復を確認していますから、レースに向けて準備は整っています。」

ペレ・リバ(ジョナサン・レイ クルーチーフ)

「今回はすべてのメーカー、チーム、ライダーが参加する初めてのテストでした。皆が互いにラップタイムをチェックし、誰が前にいるか、他のライダーはどのタイヤを使っているのかを確認します。」

「ここではソフトとハードで走行した際のタイム差がとても大きく、昨日は多くの選手がソフトタイヤでラップタイムを出していましたが、レースを考えると現実的ではありません。レースは19週ですからね。」

「自分たちはテスト内容に集中して走行しました。今回の目的はヘレスとポルティマンでテストした内容を確認することでした。結果はポジティブで、レースウイークの事を考えて、セットアップの変更を理解する作業も進めています。」[adchord]

「ソフト、ハードで走行を重ねており、レースの際はどのタイヤでも良いように準備を進めています。レース・シミュレーションも行うことで、アラゴンでチャンピオンシップをスタートさせるためのベースが出来上がっています。」

「アラゴンで行う2日間の公式テストでは、それをもう一度確認することになるでしょう。しっかりと準備はできている思いますね。今年は多くの選手がスピードがあると思うのでタフな1年になるでしょうが、楽しみです。」

マルセル・ドゥインカー(アレックス・ロウズ クルーチーフ)

「2日目はランチタイムに雨が降ってきたので、早めにテストを切り上げました。カタルーニャは厳しいトラックですが、今回は開幕戦のアラゴンに向けてベースとなるマシンが出来たので、ポジティブなテストになりました。」

「今までのテストとは別のコースで、いくつかの重要なアイテムを再確認することができましたが、こういった作業を初日に行っていました。ヘレスやポルティマン同様に、すべての新しいコンポーネントが同じく結果を出してくれました。」

「開幕戦のレース1のバイクの仕様はあるていど完成したと言えるでしょう。アレックスは初日に多くの周回をこなし、1周目から最終ラップまで非常に好調な走行でした。アレックスもしっかり冬の間に努力をしてきました。アラゴンで迎える開幕戦が今から楽しみですね。」

(Photo courtesy of KRT)

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