予選3番手と夏休み明けのシルバーストーンを好調にスタートしたジャック・ミラー。1周が長いシルバーストーンで、完璧なラップをするのは難しいと語りつつ、ほぼ完璧なラップをこなしてフロントローとなった。決勝はタイヤ選択が鍵となるが、ミディアムでは後半のドロップがあると語る。また、移籍が決まっているライダーに新パーツを使用させるDucatiは異例だと語ってもいる。[adchord]

シートカウルのエアロは使用するかわからない

ジャック・ミラー

「今日は他の選手達も素晴らしいタイムでの走行でした。自分のタイムをみてポールポジションを狙えるだろうと思っていましたが、ヨハンのタイムを見て驚きましたね。このトラックは非常にトリッキーです。バックストレートでは風が強く、高速コーナー、低速コーナーもありますから。それらを加味して完璧なラップをする必要があるんです。」

「明日は暑いコンディションで長いレースになるでしょうが、タイヤが結果を予想する上で非常に重要な要素になります。ヨハンはハードで素晴らしいペースですしね。自分はミディアムでペースがありますが、後半はタイヤが摩耗するでしょうね。それにレース後半になるとエネアが追い上げてくるでしょう。」

「明日はシートカウルのエアロを使用するかわかりません。個人的にはあまり効果は感じていませんし、見た目はまぁ皆が思っていることは同じでしょう。ジジ達は効果に満足しているようですけどね。通常別メーカーに移籍するライダーにこうしたパーツを使用させるのは異例ですね。」

「しかしDucatiはライダーに対して非常に正直なメーカーですし、グリッドで使えるリソースはすべて使用したいと考えているわけです。ジジ・ダッリーニャをはじめ、皆がこうしたマインドで仕事をしていますから、自分もその中で仕事が出来ることが嬉しいですね。」

(Photo courtesy of Ducati)