ウォームアップでハードのプレヒートタイヤを使用して好感触を得たため、決勝レースでは新品のハードを使用したと語ったジャック・ミラー。序盤にフロントに立つとそのまま圧倒的なペースで走行を続け、他を一切寄せ付けない完璧なレース展開での優勝を飾った。
ハードタイヤは難しい選択だった
ジャック・ミラー
「素晴らしいレースでしたが、予選はもう少し結果を出せたと思っていました。いずれにしても、あの位置から良いレースができると思ってはいました。金曜日の時点からレースペースは良かったですしね。」
「ウォームアップ走行の時点でも良い走りができていました。レースが始まるとすぐに前に出ることができ、その後はホルヘとの一騎打ちになりましたが、一度フロントに立つと自分のペースで走行することができました。」[adchord]
「フロントでプッシュをしながらも、タイヤを温存しながら走行することができたと思います。金曜日の時点でミディアムタイヤでレース距離を走行していましたから、ハードタイヤを選択するのは難しい選択だったんです。」
「ハードタイヤはウォームアップで試して感触は良かったものの、プレヒートタイヤでしたから、レースで使用するニュータイヤはさらにフィーリングが良いだろうと予想して使用したわけです。」
「最後の10周に関してはショートシフトをしてタイヤを痛めつけないようにして走行していました。最初から最後まで素晴らしい走行が出来たと思います。」
「ターン11のブレーキングに関しては週末を通じて強みを感じていました。あそこのブレーキングに関してはフロントタイヤのロックが問題なんですが、自分はうまくコントロールすることができていました。」
「今回のような独走のレースの場合は、頭の中のもう1人の自分と会話をすることが多くなりますが、あまりその声に耳を傾けずに、全力で走行を続けました。ブレーキングでミスをすることが多いトラックですからね。」
(Photo courtesy of Ducati)