1月17日にインドネシアで発表されたヤマハの2023年型YZR-M1の写真ギャラリーだ。全体的なカラーは大きく変化はないが、パット見てイタリアの工具ブランドBetaのロゴが目立っている。

なお、車体側面から見るとよく分かるが、車体のカラーは実は迷彩柄になっている。リン・ジャービスによると、ミリタリー(軍隊)的な視点でタイトル奪還に集中していくことを表したカラーリングとのことだが、ウクライナとロシアの情勢がある中で、軍を想起させるカラーリングを採用したことは、チームの国際的な常識を問われても仕方がない。

バイク自体は今年タイトルを奪還するために大きく変化している。おそらくはトップスピードアップを狙った吸気効率アップのためか、フロントのエアダクトは巨大になり、フロントフェアリングはより大型になり、ノーズ部分もスラントした形状となった。シートカウルも合わせて一回り太くなっている印象を受ける。

タンクはエンド部分が長くなり、角張った形状に変わったように見受けられる。ウイングレットはより全体のボリュームが薄型になり、アプリリアのRS-GPのように、フロントから見た際に、翼の上面が受ける空気の量が見るからに増えていそうな造形となった。

ウイングレットは昨年のDucatiのような小型のウイングレットもファアリング下面に取り付けられている。シートストッパーは2022年型と比較して非常に長くなっているが、こればかりは実戦を経ていかようにも変わっていく部分と言えるだろう。[adchord]

2023年型ヤマハYZR-M1

2022年型との比較

(Photo courtesy of yamaha)