エネア・バスティアニーニは土曜日に開催されたスプリントレースで、ルカ・マリーニの転倒に巻き込まれて転倒、右肩甲骨を骨折した。これでエネア・バスティアニーニは日曜日の決勝レース、そして翌週開催となるアルゼンチンGPを欠場することになる。
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今年はただでさえレース数が多いシーズンであり、スプリントレース導入の背景で練習走行時間が短い。この状況で多くの選手がFP2終盤でタイムアタックをする必要が出ている。さらに、スプリントレースで誰もが結果を出そうとプッシュをするあまり、接触、転倒回数は例年よりも増える可能性が高い。今年はすでにポル・エスパルガロの長期欠場がほぼ確定、エネア・バスティアニーニも開幕戦で骨折を負う状況だ。
スプリントレース自体の緊迫感は確かに今までになかった魅力ではあるが、それによって変更になったスケジュールによるしわ寄せ、そしてスプリントレース自体が持つ危険性を大きく認識させるスプリントレース開幕戦となった。
(Photo courtesy of Ducati)