昨年怪我の影響でアメリカズGPを欠場したエネア・バスティアニーニだったが、今年はしっかりと準備をして挑んだシーズンとなり、彼自身のポテンシャルをフルに発揮出来るシーズンとなる。終盤は来年のファクトリーシートを争うホルヘ・マルティンとの直接対決を制して3位を獲得している。

今年はシーズン前にしっかり準備をすることが出来た

エネア・バスティアニーニ(アメリカズGP:3位)

「COTAでもう一度表彰台を獲得出来て本当に嬉しいです。ここは自分にとってお気に入りのトラックの1つですし、昨年はここでレースが出来ていませんからね。スタートは非常に良かったと思います。ただその後にミスがあって、レース序盤では他のライダーにオーバーテイクをされてしまったんです。ただ、自分はリアにソフトを使用していましたから、プッシュ出来るのは終盤の7周、8周だけだったんです。ホルヘはオーバーテイクが難しかったですね。」

「昨年はバイクのフィーリングが悪かったですし、開幕戦で転倒した影響でバイクに慣れるプロセスが非常に複雑になりました。それにクルーチーフ、チームも新しくなっていました。今年は良い状況でシーズンをスタート出来ましたし、テストでもしっかりと時間を使って準備をすることが出来ました。将来的にも良いポジションで戦えると思います。」

「今日はタイヤの空気圧に関する問題はありませんでした。昨年はCOTAで走行はしていませんが、今年の新しいタイヤは温度があがり過ぎてしまう問題は感じていません。いずれにしても色々と走行中の工夫でタイヤの温度を下げることは可能です。」

(Photo courtesy of michelin)