カタルーニャGPではホルヘ・マルティンが序盤からレースをリード、ルーキーのアコスタがホルヘ・マルティンに挑み、それをフランチェスコ・バニャイアが追う展開となった。しかしアコスタは転倒、その後ホルヘ・マルティンをフランチェスコ・バニャイアが捉え、そのまま優勝を飾った。2位のホルヘ・マルティンは着実にポイントを重ね2位、14番手スタートのマルケスはまたしても素晴らしい追い上げを見せて3位を獲得。
地元のアレイシ・エスパルガロの3位獲得はならなかった。5位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ、6位ラウル・フェルナンデス、7位アレックス・マルケス、8位ブラッド・ビンダー、9位ファビオ・クアルタラロ、10位ミゲル・オリヴェイラとなった。なお、転倒したアコスタは13位まで浮上してポイントを獲得している。
カタルーニャGP 結果
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム |
1位 | 1 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 40’11.726 |
2位 | 89 | ホルヘ・マルティン | DUCATI | 40’13.466 |
3位 | 93 | マルク・マルケス | DUCATI | 40’22.217 |
4位 | 41 | アレイシ・エスパルガロ | APRILIA | 40’22.269 |
5位 | 49 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | DUCATI | 40’27.167 |
6位 | 25 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 40’27.642 |
7位 | 73 | アレックス・マルケス | DUCATI | 40’28.608 |
8位 | 33 | ブラッド・ビンダー | KTM | 40’30.304 |
9位 | 20 | ファビオ・クアルタラロ | YAMAHA | 40’32.203 |
10位 | 88 | ミゲル・オリヴェイラ | APRILIA | 40’32.615 |
11位 | 72 | マルコ・ベッツェッキ | DUCATI | 40’32.749 |
12位 | 12 | マーべリック・ビニャーレス | APRILIA | 40’33.863 |
13位 | 31 | ペドロ・アコスタ | GASGAS | 40’43.693 |
14位 | 30 | 中上 貴晶 | HONDA | 40’44.713 |
15位 | 36 | ジョアン・ミル | HONDA | 40’44.858 |
16位 | 5 | ヨハン・ザルコ | HONDA | 40’46.280 |
17位 | 10 | ルカ・マリーニ | HONDA | 40’48.415 |
18位 | 23 | エネア・バスティアニーニ | DUCATI | 41’02.341 |
19位 | 6 | ステファン・ブラドル | HONDA | 41’07.021 |
20位 | 42 | アレックス・リンス | YAMAHA | 41’15.154 |
優勝フランチェスコ・バニャイア
「昨日のレースは頭にきていましたけど、今日は優勝出来る素晴らしいペースがあるとわかっていました。ライバルはプッシュしていましけど、段々とタイヤに苦戦している様子でした。ペースもバイクも素晴らしかったですね。チームが素晴らしいセットアップをしてくれました。ムジェロが楽しみですね。」
2位ホルヘ・マルティン
「レースの内容は良かったですね。7番手スタートは困難でしたけど、ターン1で4位に浮上、ライバルを抜きながらもタイヤを温存していました。後半はペッコのほうが引き出しがあると感じてペースを維持しました。終盤は何も残っていませんでしたし、ペッコに追いつくことは出来ませんでした。」
3位マルク・マルケス
「ソフトリアはリスキーだとわかっていましたけど、序盤にアタックするための唯一の選択でした。ミディアムの場合がだと埋もれてしまった時にオーバーテイクが出来ませんから。14番手だったのでソフトを選択せざるを得ず、スタートもよくありませんでした。レースは長いので慎重に走行して、アレイシを捉えた時はタイヤが終わっていました。3位を守れて良かったですが、アレイシには申し訳ないと思います。次はトップ選手とバトルがしたいですね。」