リキモリ モトラッド ドイツGP 2024

一週間前にオランダで開催されたMotul TTアッセンの後、MotoGPライダーたちはシーズン第9戦となるドイツのザクセンリンクサーキットに向かう。このユニークなサーキットは左回りで、10の左コーナーと3の右コーナーがあり、特定のトレッドを持つフロントとリアタイヤが必要だ。

ザクセンリンクはシーズン中最も短い3.671 kmのサーキットであり、タイヤにとって最も難しいトラックの一つである。特に、ターン4からターン10までが連続して左コーナーであるため、右ターン11は非常に重要なポイントとなる。このサーキットは逆時計回りで、シーズン中では珍しい。

2024年のザクセンリンクラウンドは、7月上旬に開催されるため、日中の温度差が少なく、タイヤの温度管理が重要となる。ミシュランは、フロント用にソフト、ミディアム、ハードの3種類のコンパウンドを、リア用にはミディアムとソフトのコンパウンドを提供する。左右非対称の強化された左側面を持つタイヤが使用される。

2024年リキモリ モトラッド ドイツGPの日程

  • 7月5日(金): 午前中に練習セッション、午後に10人の速いライダーがQ2に直接進むためのセッションを実施。
  • 7月6日(土): 午前中にフリープラクティス、Q1で2人のライダーがQ2に進出し、スターティンググリッドを決定。午後3時に15ラップのスプリントレースを実施。
  • 7月7日(日): 午後2時に30ラップのグランプリを実施。

FIM ENEL MotoE ワールドチャンピオンシップの第11戦と第12戦

シーズン開始以来、新世代のタイヤを装着した電動バイクがMoto3マシンを上回る速さで走行している。ザクセンリンクでは、9チームの18人のライダーが新たな記録を樹立することが期待されている。

MotoEワールドチャンピオンシップのバイクは、フロントに49%、リアに53%の再生可能およびリサイクル素材を使用したミシュランタイヤを装着している。MotoEで試験された技術は、将来的にMotoGPタイヤや市販タイヤにも応用される予定である。MotoEのプログラムは、金曜日にテストと予選、土曜日に11ラップのレースが2回行われる。

(Photo courtesy of michelin)