ジャック・ミラーにとって4つ目のメーカーでの参戦

KTMとの契約終了がアナウンスされた後、今後に注目が集まっていたオーストラリア人ライダーのジャック・ミラーは、2025年にプリマ・プラマック・ヤマハ・ファクトリーチームに1年契約で加入することが決定した。

レッドブルKTMファクトリーレーシングで過去2年間を過ごしたオーストラリア人ライダー、ミラーは、今シーズン終了後にヤマハの新たなインディペンデントチームへ移籍。この移籍によりジャック・ミラーは、通算4つ目(ホンダ、Ducati、KTMの次となる)のメーカーでのMotoGP参戦となり、チームメイトのミゲル・オリヴェイラとともにプリマ・プラマックとヤマハに豊富な経験をもたらすことになる。

ジャック・ミラーにとってPramacはいわば旧友との再開と言える移籍となる。ミラーは2018年から2020年までの3年間、プリマ・プラマック・レーシングに在籍しており、その期間に3度の2位を含む9回の表彰台をチームとともに達成している。

ヤマハ・モーター・レーシング マネージングディレクター リン・ジャービス 

「ジャックがプリマ・プラマック・レーシングのラインナップに加わることを発表できることを嬉しく思います。彼をヤマハMotoGPグループに暖かく迎え入れたいですね。MotoGPクラスで3つの異なるメーカーで10年の経験を持つジャックは、ヤマハにとって貴重な戦力となるでしょう。彼のスピード、知識、労働倫理、チームスピリットは、2025年以降のM1のパフォーマンス向上にとって非常に価値のあるものとなります。ヤマハは彼をあらゆる面でサポートしていきます。」

プリマ・プラマック・レーシングチーム代表 パオロ・カンピノーティ

「ジャックを再びチームに迎え入れることができて嬉しいです。私たちは彼のMotoGPでの成長をサポートしてきましたし、ヤマハとのこの新しいコラボレーションを、よく知っているライダーのサポートを得て開始できるのは素晴らしいことです。シーズンの終わりに向けて彼の活躍を祈り、2025年に彼を再びホームに迎えることを楽しみにしています。」

チームマネージャー ジノ・ボルソイ

「2025年にジャック・ミラーと一緒に仕事をすることができることを楽しみにしています。彼はチームに良い思い出を残してくれましたし、今後一緒に新しい思い出を作り出せると確信しています。彼のMotoGPでの豊富な経験は、ヤマハと取り組む新プロジェクトの開発にとって非常に重要です。」

(Photo courtesy of michelin)