フェルナンデス プラマック・ヤマハから緊急参戦
アルゼンチンGPのスプリントレースでの転倒により左胸鎖関節を負傷したミゲール・オリヴェイラが、来週テキサス州オースティンで開催されるMotoGP第3戦アメリカズGPを欠場することが決定。代役として、今季ヤマハ・ファクトリー・レーシングのMotoGPテストライダーを務めるアウグスト・フェルナンデスが、プラマック・ヤマハのYZR-M1に乗りアメリカズGPに出場する。
アメリカズGP欠場が決まったオリヴェイラは日曜日にポルトガルへ帰国し、精密検査を受診。靭帯損傷を伴う胸鎖関節の脱臼が新たに判明した。今後数日のうちに経過観察のため再検査が行われる予定。代役を務めるアウグスト・フェルナンデスは、スペイン・マドリード出身の27歳で、2022年Moto2世界王者。今季はヤマハのテストライダーを務めており、今回の代打参戦でYZR-M1を再びレースで駆ることとなる。プラマック・ヤマハMotoGPチームは、オリヴェイラの一日も早い回復を願うとともに、フェルナンデスをチームに温かく迎え入れると表明している。

ジーノ・ボルソイ
「オリヴェイラが負傷してしまったのは非常に残念です。彼はYZR-M1とチームにどんどん馴染んできていただけに、今このタイミングでの離脱は痛い。近年は運にも恵まれていない状況ですが、彼の強い精神力を知っているので、必ずやモチベーション高く復帰してくれると信じています。今はとにかく最善の治療を受け、一日も早くサーキットに戻れることを願っています、。アウグストについては急な招集にはなりましたが、チーム全体で彼を支え、素晴らしい週末にできると確信しています。」
ミゲル・オリヴェイラ
「まずは、治療に当たってくれたチームと医師の皆さんに感謝したいです。帰国後にMRI検査を受けた結果、胸鎖関節の脱臼と靭帯の断裂が確認されました。現在は腕を固定し、回復に専念する方針となっています。復帰時期はまだはっきりとは分かりません。生体的な反応を見ながら、毎週の経過を確認していきます。できるだけ早く復帰したいですが、それよりもまずはしっかりと回復し、100%の状態に戻ることを最優先に考えています。」
アウグスト・フェルナンデス
「まずは、ミゲールの体調を心配していますし、一日も早く回復できることを願っています。そして、ヤマハとプラマックに今回のチャンスをもらえたことに感謝しています。オースティンは本当に素晴らしいサーキットで、またM1に乗って走れるのが待ちきれません。レース週末が始まるのがとても楽しみです。」
(Photo courtesy of Pramac)