ラズガットリオグルがブレガを圧倒、ポルティマオで再びラップレコードを記録

ラップレコード更新でポール獲得、ラズガットリオグルが完全支配

2025年3月29日(土)午前のスーパーポールで、トップラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW モトラッド WorldSBKチーム)が再びポルティマオでラップレコードを破り、今季の第2戦・ポルティマオラウンドにおいて、自身通算19回目となるポールポジションを獲得した。タイムは驚異の1分39秒081。2番手にはニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)、3番手にダニーロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)が続き、この3人がフロントローとなった。

【第1スティント】ラズガットリオグル、いきなり記録更新

レミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha)が1分40秒031の好タイムで暫定トップに立つも、ラズガットリオグルが直後に1分39秒133をマークし、一気に3/10秒レコードを更新。ファン・デル・マーク、ビエルゲ、エガーターらも1分39秒台に突入し、ガードナーは一気に順位を下げた。ブレガとバウティスタはこの時点では8位と11位にとどまり、本来のパフォーマンスを発揮できず。

【第2スティント】止まらないラズガットリオグル、さらに更新

最終アタックでラズガットリオグルはさらに記録を更新し、1分39秒081という圧巻のラップで再度ポール確定。ブレガも1分39秒326と高水準のタイムを記録したが、0.245秒差で届かず2位。ペトルッチは1分39秒483を叩き出し、昨年のポールタイムを上回る好走で3位へ浮上した。

【セカンドロー】ロカテッリがヤマハ勢トップ、ローズ5位

4位にはアンドレア・ロカテッリ(Pata Maxus Yamaha)が入り、ヤマハ勢の先頭に立った。サム・ローズ(ELF Marc VDS)は終盤にアタックを成功させ、5位を獲得。ビエルゲ(Honda HRC)は1分39秒711で6位、フロントにあと一歩届かなかったものの、好位置からのスタートを得た。

【トップ10】BMW、ヤマハ、ドゥカティが拮抗

ファン・デル・マークは他ライダーのタイムアップにより7位。エガーターは8位。9位にはバウティスタが入り、10位はガードナー。なお、ガードナーは黄旗の影響でベストタイムを失い、さらに順位を落とす可能性もあった。

イアンノーネにグリッド降格ペナルティ、アレックス・ロウズはタイム無効

アンドレア・イアンノーネ(Team Pata Go Eleven)は1分40秒366で13番手タイムを記録するも、FP3でのスロー走行により3グリッド降格が科され、レース1は16番グリッドからのスタートへ。アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki)はターン13で転倒、黄旗中に記録した6番手タイムが無効となり、最後尾スタートに。

【スーパーポール結果トップ6】

  1. トップラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW) – 1’39.081
  2. ニコロ・ブレガ(Aruba.it Ducati) +0.245s
  3. ダニーロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing) +0.402s
  4. アンドレア・ロカテッリ(Pata Maxus Yamaha) +0.528s
  5. サム・ローズ(ELF Marc VDS) +0.581s
  6. シャビ・ビエルゲ(Honda HRC) +0.630s