好調維持に自信
トップライダーたちと接近した戦いができることに満足しているザルコは、左コーナーが多く苦手とするアラゴンにおいても、マシンのフィーリングが改善しており、自身の弱点を把握したうえでバイクの強みを生かせると手応えを感じている。
2戦連続の好成績で勢いに乗る中、2026年の体制についてはホンダ継続の意向を示しつつも、ファクトリーシートの可能性については現在交渉中だと明かした。
ヨハン・ザルコ
「トップライダー達に接近してレースができていることが嬉しいです。アラゴンは左コーナーが多く自分にとって相性はいまいちと言えますが、バイクのフィーリングは改善しており、自分の弱点を理解しつつバイクの強みを使えると思っています。過去2回のレースで素晴らしい流れで来ていますからね。」
「2026年についてはル・マン以前からホンダで継続することを話してきました。しかし直近で表彰台を2回獲得していますし、来年はHRCでのファクトリーシートとなるかについては上層部で話し合っているという状況です。」
「ホンダのバイクは大きく改善していますし、スロットルを閉じた状態での挙動もいいです。コーナーエントリーも強みです。グリップが高いトラックであれば非常に良い走行ができますが、今回はどのようなレースになるか楽しみにしています。すべての周回で左コーナーにおいて戦闘力を発揮するのはチャレンジングだと思ってはいます。」
「メーカーごとの差がシルバーストーンでは小さい状況でした。Ducati以外のメーカーも表彰台を狙える状況は素晴らしいことです。ただし、トラックコンディションが完璧なトラックであれば、Ducatiが引き続きアドバンテージを発揮するでしょうし、より多くのポテンシャルを持っていることは間違いないでしょう。」
「鈴鹿8耐に関してはCBRも気に入っていますし、高橋巧との走りを比較できるのも面白いですよね。彼は鈴鹿で速いですから。ただ自分にとっては良く眠れない、フィジカルとメンタルが完璧ではない状態でバイクに乗らないと行けないので、それがタフですね。今回49時間しか日本に滞在出来なかったのですが、それでも自分がいると知って会いに来てくれるファンがいたことは嬉しかったですね。」
(Photo courtesy of michelin)