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イタリアGP 2位 アレックス・マルケス「終盤は後続とのギャップも維持しながら走行できた」MotoGP2025

終盤のタイヤマネジメントで2位を死守

アレックス・マルケスは、終盤にリアタイヤの著しい消耗に苦しみながらも、ファビオ・ディ・ジャンアントニオとのギャップを巧みにコントロールし、2位を守り切った。序盤からマルク・マルケスとフランチェスコ・バニャイアの激しいバトルを冷静に見極め、攻めの姿勢を貫いた。マシン性能で劣る昨年型でファクトリーマシンを上回った走りには、チャンピオン争いを意識しつつも、一戦ごとの成果を確実に積み重ねる強い意志がにじむ。

終盤の戦略とタイヤ消耗を振り返る

「もちろん優勝が出来ればと思っていましたが簡単ではありません。いずれにしてもしっかりとポイントを獲得出来ました。マルクとペッコのバトルではペッコがターン15でミスがありましたし、メインストレートでは2人が重なっていた瞬間があったのでスリップストリームを使い接近してペッコを抜いてプッシュしました。あそこでギャップを作ろうと思ってタイヤを使いすぎてしまいましたね。リアタイヤをかなり消耗してしまったんですが、終盤はファビオ・ディ・ジャンアントニオとのギャップをコントロールしながら2位を獲得出来ました。ポイントを獲得出来ましたしペッコとのギャップも維持できました。」

接触回避とリタイアの危機

「マルクとペッコはかなり接近してバトルしていました。2人が接触した時はバイクを起こして避けるしか選択がなくてグリーンに避難しました。まだコース内で走行出来て良かったですね。下手したらコースアウトしてリタイアするところでした。2人の激しいバトルを後ろから見ることが出来たのは良かったですね。」

劣勢マシンでの健闘と現状への満足

「終盤はペースに苦戦していましたが、ファビオ・ディ・ジャンアントニオとのギャップは維持出来ました。最終ラップは慎重に走行しすぎましたね。ファクトリーチームと比較するとスペック的には劣っている昨年のバイクですが、オフィシャルDucati2台(ペッコ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ)よりも前で完走出来ているのは誇らしいですね。」

チャンピオン争いを見据えた前向きな姿勢

「現時点でチャンピオンシップ争いをしているので忘れがちですが、現在の2位も素晴らしい結果ですから、引き続きこのまま進んでいきたいですね。」

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