オーストラリアGP2位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ「発熱や予選の問題の中で長いレースだった」

オーストラリアGPで見せた覚醒の走り

ムジェロから続く好調の兆しを結果に結びつけられずにいたファビオ・ディ・ジャンアントニオは、オーストラリアGPでようやくそのポテンシャルを示した。前日の予選でバイクのセットアップに苦しみ、上位スタートを逃した悔しさを胸に臨んだ決勝では、エネルギー不足や発熱という厳しい状況にもかかわらず、見事なスタートと幾度ものオーバーテイクで2位表彰台を獲得。次戦に向けては冷静さを保ちつつ、積み上げた課題に取り組んでいく姿勢を示している。

苦難を乗り越えて掴んだ表彰台

「今日は本当にチームのおかげです。素晴らしいバイクを用意してくれました。昨日はバイクのセットアップに苦戦しました。これで予選で上位に立つことが出来ず、昨日に表彰台や優勝のチャンスを逃しました。今日は素晴らしいスタートが出来ましたね。フロントでスタートしていればもっとチャンスはあったでしょう。今日は熱もあってスタート時のエネルギーは本当に低かったんです。この状況の中で長いレースだったわけです。2年前も多くのオーバーテイクをしましたが、今日のファビオ・クアルタラロに対してのオーバーテイクもあのコーナーでした。大好きなコーナーなんですよね。」

冷静な姿勢で臨む次戦への意気込み

「ムジェロから良い結果を残せるチャンスは複数ありました。表彰台争いをするチャンスも複数回ありましたが、チャンスに出来ませんでしたね。次のレースに向けて落ち着いて作業を続けていきます。」