異例のマシン変更が奏功、週末の苦戦を挽回
週末を通して苦戦を強いられたファビオ・ディ・ジャンアントニオは、決勝を前に異例の大幅なマシン変更に踏み切った。通常なら避けるべきリスクだったが、今回はそれが功を奏し、フィーリングとペースが大きく向上。前を行くライダーたちに迫るリズムを取り戻し、満足のいくレース内容を見せた。

マシン改善の手応えと複雑な心境
「自分は満足しています。週末を通して非常に苦戦しましたが、最終的に大きな進歩を遂げることができました。レースに向けてマシンに大きな変更を加えましたが、普段なら日曜にそんなリスクは取りません。でも、今回に関しては上手くいきました。マシンのフィーリングは非常に良く、ペースも上がりましたし、昨日よりずっと調子が良かったです。リズムを掴んで前のライダーたちに追いつけました。結果には満足していますが、Moto3の事故があったため、完全には喜べません。2人のライダーが無事であることを願っています。モータースポーツにおいて、こうした出来事は非常に辛いものです。彼らの回復を心から願っています。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。