先週は自身の最高位と並ぶ4位を獲得した中上 貴晶は、今週末も初めての表彰台を狙う。先週はレース終盤もタイヤを使い切っていない状況だったため、今週末はタイヤをしっかりと使いきれる状況にまでバイクをセットアップしたいと語る。
前回はドライセットアップの時間が足りなかった
中上 貴晶
「自分は今年セカンドレースの場合は多くの改善をすることができていますから、今回も同様のアプローチをすれば良いでしょう。前回はドライタイムが短くて十分にセットアップが出来ませんでしたから、最後の数ラップではリアタイヤのグリップがかなり余っている状態でした。今週末はそうした点をしっかりと調整していきたいと思います。」
「明日はレースを完走すること、そして可能性があれば優勝や表彰台を狙っていきたいと思います。そして次にチャンピオンシップのことを考えていくことになるでしょう。ポルにチャンピオンシップで勝つことが出来れば最高ですけどね。」
「今年の開幕戦はひどい内容で、その後すぐにこのままではまずいと思ったんです。そこで2戦目から徐々にマルケスのデータを確認していったんです。彼は同じバイクで常に最大限の結果を引き出していました。マルケスのデータと比較をしてライディングを変えていくと、結果とパフォーマンスが改善していったんです。」
「それにHRCやエンジニアも常に自分を助けてくれ、アドバイスをくれました。残念ながら表彰台は獲得出来ていませんが、昨年より明らかに前進しています。しかしまだ足りない部分があります。結果がでなくても最後まで諦めません。常に次のレースを見据えて戦っていきます。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)