ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1マニクール・サーキットで開催されたFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦の初日、Pata Yamaha with BRIXXのトプラック・ラズガトリオグルとヤマハYZF R1は、優勝し、そのスピードを証明。2位はジョナサン・レイ、3位はヤマハのロカテッリとなり、マニュファクチャラーズランキングでは、ヤマハがドゥカティに9ポイント、カワサキに11ポイントの差をつけてトップに立っている。ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1
ジョナサン・レイは、土曜日の朝に行われた予選で圧倒的な強さを見せ、8回連続のポールポジションを獲得。この記録は、フランスのサーキットでは5回連続、明石のカワサキにとっては100回目の記録となった。ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1
今回のレースでピレリ(Pirelli)はタイヤの性能に満足しており、特に、A0557仕様のSCX開発ソリューションの優れた性能は、ラズガトリオグルが記録した1分36秒937のレースレコードにつながり、WorldSBKクラスのライダー達がレース1でこぞって採用したことで証明されている。

WorldSBKレース1

ジョナサン・レイがポールポジションから好スタートを切ってトップをキープ。しかし1周目にラズガトリオグルがアタック、3位のアレックス・ロウズが加わったことでタイムをロス。トプラック・ラズガトリオグルは3位のアレックス・ロウズに追いつき、4周目にはついにロウズをオーバーテイク。ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

4位には、マイケル・ルーベン・リナルディが続くが、13周目にはアンドレア・ロカテッリが交わして前へ。ロカテッリは前を走るロウズが転倒したため3位で完走。トップのトプラック・ラズガトリオグルはそのまま走りきって優勝。2位のジョナサン・レイに差をつけて完走している。

WorldSBKレース1 結果

T. Razgatlioglu (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
A. Locatelli (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
M. Rinaldi (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
M. van der Mark (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
A. Bassani (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
C. Davies (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
C. Ponsson (Gil Motor Sport-Yamaha / Yamaha YZF R1)
T. Rabat (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
I. Viñales (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
J. Folger (Bonovo MGM Racing / BMW M 1000 RR)
K. Nozane (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
L. Cresson (TPR Team Pedercini Racing / Kawasaki ZX-10RR)ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

WorldSSP レース1

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WorldSSPレース1は、1周目に複数のライダーが絡むアクシデントが発生したため、赤旗が振られて一時中断。レースは12周に短縮され、スタートではドミニク・エガーターがトップに立ち、マヌエル・ゴンザレス、ジュール・クルーゼルが続く。後半になると、スティーブン・オデンダールが追い上げていった。ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

終盤はトップ5台の間でオーバーテイクが繰り返され、ドミニク・エガーターが1位、スティーブン・オデンダールが2位、地元のヒーローであるジュール・クルーゼルが3位で完走している。

WorldSSP レース1 結果

D. Aegerter (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R6)
S. Odendaal (Evan Bros. WorldSSP Yamaha Team / Yamaha YZF R6)
J. Cluzel (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
M. Gonzalez (Yamaha ParkinGo Team / Yamaha YZF R6)
L. Bernardi (CM Racing / Yamaha YZF R6)
F. Caricasulo (Biblion Iberica Yamaha Motoxracing / Yamaha YZF R6)
P. Oettl (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
C. Oncu (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
R. De Rosa (Orelac Racing VerdNatura / Kawasaki ZX-6R)
A. Verdoia (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
R. Krummenacher (EAB Racing Team / Yamaha YZF R6)
K. Manfredi (Altogo Racing Team / Yamaha YZF R6)
S. Frossard (Moto Team Jura Vitesse / Yamaha YZF R6)
U. Orradre (Yamaha MS Racing / Yamaha YZF R6)
H. Soomer (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
F. Fuligni (VFT Racing / Yamaha YZF R6)
L. Taccini (Orelac Racing VerdNatura / Kawasaki ZX-6R)
M. Brenner (VFT Racing / Yamaha YZF R6)
D. Valle (Yamaha MS Racing / Yamaha YZF R6)
D. Martinez (WRP Wepol Racing / Yamaha YZF R6)
M. Herrera (Biblion Iberica Yamaha Motoxracing / Yamaha YZF R6)
C. Bergman (Wójcik Racing Team / Yamaha YZF R6)
L. Montella (Chiodo Moto Racing / Yamaha YZF R6)
E. Montero (DK Motorsport / Yamaha YZF R6)ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

スーパースポーツ300クラス

スーパースポーツ300クラス、優勝したのは、エイドリアン・ウェルタスで、チャンピオンシップの総合ランキングでもトップを維持。それ以外の表彰台獲得となったのは、16ポイント差で総合ランキング2位のトム・ブース=アモス、フランス人のサミュエル・ディ・ソラだった。ピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

WorldSBKレース1 使用されたタイヤピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

WorldSBKのレース1では、ほとんどのライダーがフロントにスタンダードSC1ソリューション(オプションA)を使用。カワサキのジョナサン・レイ、ロウズなどは、A0508開発ソリューション(オプションB)を使用。リアは、全グリッドが一致してA0557 SCXデベロップメントソリューション(オプションA)を選択し、週末の第1レースに挑んだ。

WorldSSPレース1 使用されたタイヤピレリ(Pirelli)レースレビュー FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フランス戦レース1

WorldSSPクラスでは、グリッドについたすべてのライダーが、フロントにソフトなスタンダードSC1ソリューション(オプションA)、リアにスーパーソフトなスタンダードSCXタイヤ(オプションA)を選択した。

WSBKレース1におけるデータ

・PIRELLI BEST LAP AWARDはトプラック・ラズガトリオグルが7周目に記録した1’36.937
・最も使用されたフロントタイヤは スタンダード SC1トタイヤ(20名中17名)
・最も使用されたリアタイヤは A0557 SC1デベロップメントタイヤ(20名中20名)
・最高速度はアルヴァロ・バウティスタが14周目に記録した296.7 km/h
・使用可能だったソリューションはフロント5本、リア6本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は66本、フロント30本、リア36本。
・気温:26° C
・路面温度:43° C

WorldSSPレース1におけるデータ

・PIRELLI BEST LAP AWARDはドミニク・エガーターが6周目に記録した1’41.279
・最高速度はマヌエル・ゴンザレスが8周目に記録した264.1km/h
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダード SC1タイヤ(31名中31名)
・最も使用されたリアタイヤは スタンダード SCXタイヤ(31名中31名)
・使用可能だったソリューションはフロント4本、リア4本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は43本、フロント20本、リア23本。
・気温:27° C
・路面温度:37° C

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)