スペインGP アレックス・マルケスが最速タイム、小椋 藍が5番手

アレックス・マルケスが初日最速で主導権

2026年シーズン序盤はやや精彩を欠いていたアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が、スペインGP初日のヘレスで一気に主導権を握った。アレックス・マルケスは1分35秒704を記録し、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)に0.333秒差をつけてトップ。総合首位マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が3番手に続いた。一方、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は今季初めてQ1行きが決定し、話題の多い一日となった。

開始直後から相次ぐ転倒

セッションは開始直後から波乱。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がターン1で転倒を喫し、いきなりの躓きとなる。その一方でディ・ジャンアントニオが序盤からトップに立ち、アレックス・マルケスが0.046秒差で追走した。セッション中盤にはホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)も転倒。ターン13のホルヘ・ロレンソ・コーナーでフロントを失い、ランキング2位のライダーがグラベルに沈んだ。

中盤はディ・ジャンアントニオとホンダ勢が台頭

残り20分、ディ・ジャンアントニオは新品ミシュランタイヤを投入し、リードを0.339秒に拡大。これに合わせてホンダ勢も浮上し、ヨハン・ザルコ、ジョアン・ミル、ルカ・マリーニがトップ6圏内に入る。マルク・マルケスはこの時点で5番手につけた。終盤に入り、ランキング争いはさらに激化。小椋藍とベッツェッキがトップ5入りを果たすが、ザルコ、フェルミン・アルデゲル、マリーニが再び順位を入れ替える展開となる。

そこで流れを決定づけたのがアレックス・マルケスだ。連続で最速ラップを更新し、歴代レコードに迫る1分35秒704を叩き出して一気に突き放す。残り9分時点でその差は0.563秒に拡大した。

トップ10争いで有力勢が苦戦

一方でトップ10入りを狙うライダーたちは苦戦。アコスタはターン6で大きくマシンを乱し、残り6分で15番手。バニャイアは13番手、マルティンは19番手と出遅れた。終盤、バニャイアとマルティンはともにタイムを大幅更新し、それぞれ3番手と5番手へ浮上。しかし直後にベッツェッキが2番手に入り、マルティンは6番手へ後退する。

マルクは挽回、KTM勢は揃ってQ1へ

マルク・マルケスも一時は14番手まで沈むが、最終的に3番手相当のタイムでトップ10入りを確保。しかしアコスタは最後まで挽回できず15番手、チームメイトのブラッド・ビンダーも16番手に終わり、ファクトリーKTMは揃ってQ1行きとなった。

初日トップ10とQ2進出者

初日トップ10はアレックス・マルケスを筆頭に、ディ・ジャンアントニオ、ベッツェッキが上位を占める。マルク・マルケスは弟から0.523秒差の4番手。さらに小椋、バニャイア、ラウル・フェルナンデス、アルデゲル、マルティンが続き、エネア・バスティアニーニが最後のQ2直接進出枠を確保した。今大会唯一のレッドブルKTMテック3参戦ライダーが、陣営にとっての明るい材料となった。

スペインGP プラクティス結果

順位 ライダー タイム
1アレックス・マルケス1分35秒704
2ファビオ・ディ・ジャンアントニオ1分36秒037
3マルコ・ベッツェッキ1分36秒210
4マルク・マルケス1分36秒227
5小椋藍1分36秒248
6フランチェスコ・バニャイア1分36秒265
7ラウル・フェルナンデス1分36秒282
8フェルミン・アルデゲル1分36秒292
9ホルヘ・マルティン1分36秒301
10エネア・バスティアニーニ1分36秒359
11ジョアン・ミル1分36秒386
12ヨハン・ザルコ1分36秒410
13ルカ・マリーニ1分36秒415
14フランコ・モルビデリ1分36秒442
15ペドロ・アコスタ1分36秒467
16ブラッド・ビンダー1分36秒585
17ファビオ・クアルタラロ1分36秒752
18トプラック・ラズガットリオグル1分36秒864
19ディオゴ・モレイラ1分36秒934
20ジャック・ミラー1分36秒997
21アレックス・リンス1分37秒025
22ロレンツォ・サバドーリ1分37秒258
23アウグスト・フェルナンデス1分37秒619