「2017-2018 FIM※1世界耐久選手権シリーズ(以下、EWC)最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会(以下、鈴鹿8耐)」が、7月29日(日)に三重県・鈴鹿サーキットで開催され、「F.C.C. TSR Honda France」が5位でゴールし、日本の耐久チームとしては史上初めて年間チャンピオンを獲得しました。
「F.C.C. TSR Honda France」は、2016年よりEWCにフル参戦を開始。初年度をランキング7位で終えると、翌シーズンの2016-17はランキング4位と着実に前進。今季2017-18シーズンでは、開幕戦ボルドールで3位表彰台を獲得すると、第2戦ル・マン24時間耐久レースで日本チームとして初の優勝を果たしました。その後も第4戦での勝利を含め、全戦で表彰台に登壇し、総合首位で最終戦の鈴鹿8耐に臨みました。
迎えた決勝レースでは、ポイントのリードを守りきるべく、堅実な戦いに徹して5位入賞。総合2位とのポイント差をさらに広げて、シリーズチャンピオンに輝きました。
- ※1FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
F.C.C. TSR Honda France 藤井正和総監督のコメント
「まず我々がこの場所に立てたのは鈴鹿のおかげだと言いたいです。鈴鹿で勝ちたい、結果を出したいと思いながら、チャレンジを続けてきました。私は世界中のサーキットで表彰台に登ってきましたが、鈴鹿の表彰台は別格です。来年は鈴鹿8耐の本番でも勝ちたいですね。我々は、トップライダーを揃えているわけでもないし、マシンもトップではない、チームだって特別なものではないです。それでも世界一になれるということを本気で思っていました。このような結果を残せたのは、日本の皆さま“Team Japan”が支えてくれて、後押ししてくれたからです。鈴鹿に帰ってくれば、必ずチャンピオンになれると信じていました。皆さま、本当にありがとうございました」
F.C.C. TSR Honda France フレディ・フォレイ選手のコメント
「本当に最高の気分です。チームはシーズンが始まってから今まで、どんなときでも常に全力を尽くしてくれました。チームメンバーみんなの努力がこのように実を結んだことを、とてもうれしく思います。藤井監督やHonda、さらにTSRのホームである鈴鹿サーキットで、大勢の日本人ファンに見守られながらチャンピオンに輝くことができたことも本当にうれしいです。本当にこれ以上ない、特別なロケーションでタイトルを獲得することができました」
F.C.C. TSR Honda France ジョシュ・フック選手のコメント
「僕らはこの瞬間を迎えるために、シーズンを通して全力を尽くしてきました。どのレースでもとにかく勝利を得るために走ってきました。これまで努力してきた全てが、今日こうしてチャンピオンという結果に無事に繋がって、とても幸せな気持ちです。チームのメンバー全員に心からありがとうと言いたいです。藤井監督やTSRのチームスタッフの皆さんには、これまで全日本選手権に参戦しているときから、お世話になっているので、今回TSRのホームコースである鈴鹿サーキットで世界一をプレゼントできて、最高にうれしいです」
F.C.C. TSR Honda France アラン・テシェ選手のコメント
「私にとっては、これがEWCでの初のタイトル獲得になりました。本当にすばらしい気分です。2016年のル・マン24時間耐久レースからこのシリーズに参戦させてもらっていますが、まさか3年目でチャンピオンに輝けるとは思いませんでした。このチームから参戦するチャンスをくれた藤井監督に感謝しています。すばらしい日本人ファンが大勢いる鈴鹿サーキットでチャンピオンを決めることができたのも本当に特別でした。今夜、表彰台の上から見た景色は一生、忘れないでしょう。最後に、F.C.C. TSR Honda Franceとブリヂストンにもおめでとうと言いたいです」
<ホンダ プレスリリース>