ホルへ・ロレンソは体調が万全ではないものの、バレンシアにおいては精力的にテストをこなし、彼のために用意されたRC213Vで走り込みました。ホンダは基本的にロレンソに2019年型のバイクを試させていたようですが、アルベルト・プーチのよるとマルケス同様に完全な2019年型のバイクではなく、2018年型+2019年型の組み合わせで複数パターンでテストを行っていたようです。

なお、ロレンソのために用意されたバイクはJL1、JL2という名称が付けられていた?との話もありますが、これは単純にロレンソスペシャルのマシンにイニシャルを与えただけでしょう。ホンダはDucatiでボディポジションを合わせるのに苦戦したロレンソのためにDucatiのデスモセディチのタンクを模した車両を用意するなど、ロレンソが移籍1年目から高い戦闘力を発揮出来るよう、万全のサポートをしていく体勢であることが見てとれます。

ロレンソは今年マルケスがシーズン中盤から使用して気に入っているカーボンスイングアームを基本的に使用しているようで、2019年型のRC213Vにもカーボンスイングアームは引き継がれると予想されます。

一方、バレンシアテストにおいては中上のRC213Vは未だにアルミニウムスイングアームを使用しています。



(Photo courtesy of michelin)