MotoGPクラスのタイGP決勝レースの結果をお伝えする。ポールポジションからレースを終始リードしたのはルーキーのファビオ・クアルタラロ。31秒台前半という素晴らしいペースで飛ばしに飛ばすが、マルケスはしっかりと背後についてくる。

マーべリック・ビニャーレスもなんとかついていくが、その差はジリジリと広がり、ファビオ・クアルタラロとの差は5周目で1.6秒、10周目で3.7秒まで拡大。後半僅かにペースが落ちたクアルタラロだが、レースは完全にファビオ・クアルタラロとマルケスの一騎打ちの展開。

ドヴィツィオーゾは7番手から4番手まで順位を上げるが、そこから追い上げることが出来ず、最終ラップまでレースをリードしたファビオ・クアルタラロをマルケスが抜いてこのレースを優勝、そして同時に2019年のMotoGP世界選手権を制することとなった。

マルケスはこれで8個目のタイトル獲得となり、MotoGPクラスに関しては2013年の参戦開始から7年で6回のタイトル獲得、2015年にタイトルを逃した以外全てでタイトルを獲得している。

0.171秒で優勝を逃したファビオ・クアルタラロは、マルケスのプレッシャーに全く動じずに素晴らしいレース運びを見せた。3位はマーべリック・ビニャーレス、4位アンドレア・ドヴィツィオーゾ、5位は後ろから素晴らしい追い上げを見せたアレックス・リンス、6位フランコ・モルビデッリ、7位ジョアン・ミル、8位バレンティーノ・ロッシ、9位ダニロ・ペトルッチ、10位中上 貴晶

11位フランセスコ・バグナイア、12位カル・クラッチロー、13位ポル・エスパルガロ、14位ジャック・ミラー、15位アンドレア・イアンノーネ、16位ミゲル・オリヴェイラ、17位ティト・ラバト、18位ホルへ・ロレンソ、19位カレル・アブラハム、20位ハフィズ・シャーリンという結果となった。