マルク・マルケスの今年の成績は優勝と2位のみだが、それ以上に注目すべき記録がある。2019年はマルケスにとって最もコンスタントなシーズンだ。14回のレースで優勝、もしくは2位でレースを終えている。結果としてマルケスは15戦を終えて325ポイントを獲得。これはマルケスが2016年、2017年、2018年に獲得したポイントを既に上回っている。

今年マルケスが1位で走行した周回数は218周で、優勝ライダーから0.3秒以上離されて2位だったのは1度のみ。5度の2位のうち3回は、0.050秒差で2位となった。マルケスの優勝への強い思いは、先週末のブリーラムにおいてもファビオ・クアルタラロとのバトルで多くのファンが目にしただろう。

しかしここまで接近された優勝はなく、今年9勝のうち4勝は2秒以上の差をつけて優勝となっている。今年最も2位との差をつけて優勝したのは、今年唯一のDNFであったアメリカの次のレースとなったアルゼンチンで、2位との差は10秒近いものだった。

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)