カワサキは第46回東京モーターショーにおいえ、スーパーチャージャー搭載のH2のネイキッド版となる Z H2を発表。エンジンはNinja H2 SX SEに搭載されている998cm³水冷並列4気筒バランス型スーパーチャージドエンジンを採用。これを専用のセッティングとすることで、低中速回転をスムーズとしている。


多くの注目を集めたスペックについては、最高出力200馬力を11,000回転で発生、最大トルク14kgf.mを8,500回転で発生する。車重は239kgとなり、230馬力を超えるH2並みとはならなかった。フレームはZ H2専用の新型フレームとなり、フロントサスペンションはSFF-BP(※Separate Function Fork-Big Piston)を採用。

デザインはZシリーズのSugomiデザイン(※スーパーネイキッドZシリーズ共通のデザインコンセプト。獲物を狙う猛獣の背中のように盛り上がった燃料タンクと低く構えたヘッドランプが生み出すクラウチングフォルムや、大胆に跳ね上がったテールセクションなどが生み出す、絶対的な力感を内包した迫力あるデザインのこと。)をある程度引き継ぎつつ、スーパーチャージャーのエアインテークダクトをポイントに大胆な左右非対称デザインとし、既存のZシリーズとは異なる魅力をアピールしている。

また、インテグレーテッドライディングモード(※KTRC(カワサキトラクションコントロールシステム)、パワーモードと連携する包括的なシステムで、トラクションコントロールと出力特性を、特定の走行条件に合わせて設定できる。)に代表される電子制御技術、フルカラーTFT液晶のインストゥルメンタルパネル、スマホ接続機能などを搭載する。


(Photo courtesy of Kawasaki)