カワサキモータースは、2025年10月31日より東京ビッグサイトで一般公開される「Japan Mobility Show 2025」において、2026年モデルの「Z900RS SE」と「Z900RS CAFE」を世界初披露する。両モデルはカワサキが誇るレトロスポーツ「Z900RS」をベースに、それぞれ異なる個性と進化を遂げた新型車として登場。7年連続で国内401cc以上クラスの販売台数1位を誇る「Z900RS」シリーズの最新型に、注目が集まっている。

Z900RS SE:伝統と現代の融合がさらに深化
Z900RS SEは、現代の電子制御技術とクラシカルなデザインを融合させたレトロスポーツモデル。新たに電子制御スロットルバルブを採用したエンジンは、低・中回転域での緻密なコントロールと高回転域での鋭い出力を両立。さらに、IMU(慣性計測装置)を活用したカワサキコーナリングマネジメントファンクション(KCMF)や、最新のカワサキクイックシフター(KQS)、クルーズコントロール、スマートフォン接続機能などを搭載し、快適性と安全性も飛躍的に向上している。
外観では、新設計のメガホン型サイレンサーとエキゾーストヘッダーパイプを採用。より強調されたレトロスポーツイメージを演出する。ファイヤーボールカラーのボディに金色のフロントフォークアウターチューブを組み合わせた特別仕様で、オーリンズ製リヤサスペンション、ブレンボ製ブレーキシステムを装備。さらに、日本仕様では前後ドライブレコーダーが標準装備となり、安全性にも配慮された。
Z900RS CAFE:伝説を纏うカフェレーサースタイル
Z900RS CAFEは、Z900RSをベースに、往年のスーパーバイクを彷彿とさせるカフェレーサースタイルに仕上げた派生モデル。フロントカウル、ドロップタイプのハンドルバー、専用の段付きシートを組み合わせ、より攻撃的なライディングポジションと独自の存在感を放つ。
ボディは、燃料タンクのみにグラフィックを施し、全体をシンプルかつスポーティに統一。このグラフィックは、カワサキの伝説的名車「マッハ」シリーズに採用されていたレインボーラインに着想を得たもの。専用のKAWASAKIヘリテイジロゴやヘアライン仕上げの高品質サイレンサー、ショートミラーなど、細部までこだわり抜かれている。
会場ではその他多数の注目モデルを展示
今回のジャパンモビリティショー2025では、Z900RS SEとZ900RS CAFEのワールドプレミアのほか、「Z1100 SE」や「TERYX5 H2 DELUXE」「NAV 4e LIMITED」などのジャパンプレミアモデルも多数展示予定。さらに、水素エンジン搭載モーターサイクルのモックアップや、液化水素運搬船のスケールモデルも出展され、二輪業界にとどまらないカワサキの技術革新が垣間見える展示内容となっている。
展示車両一覧(抜粋)
・Z900RS SE(ワールドプレミア)
・Z900RS CAFE(ワールドプレミア)
・Z1100 SE(ジャパンプレミア)
・TERYX5 H2 DELUXE(海外モデル/参考出品)
・NAV 4e LIMITED(海外モデル/参考出品)
・Ninja 1100 SX(国内販売モデル)
・W800、W230、MEGURO S1、KLX230 SHERPA S(国内販売モデル)
・bimota Tesi H2 TERA、bimota KB998 Rimini(国内販売モデル)
・水素エンジン搭載モーターサイクル/エンジン(モックアップ)
・液化水素運搬船1/200スケール模型(大型・中型)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。