カワサキのメガスポーツバイクとして人気だったZX-14R(ZZR1400)は、2020年モデルを最後に生産が終了されることとなる。デビューは2006年で、14年間の歴史に幕を閉じ、今後はスーパーチャージャー搭載のニンジャH2、H2 SXに道を譲ることとなる。
14年の歴史に幕を閉じるカワサキのZZR1400(ZX-14R)
ZX-14R(ZZR1400)が登場したのは2006年。スズキの隼に対抗するために、カワサキがZX-12Rの後継という位置づけで登場させたバイクだ。ZX-12Rはモノコックフレームを採用した独創的な作りのフレームが特徴だが、ZX-14R(ZZR1400)もこの流れを汲んだモノコックフレームを採用している。
ZX-12Rの後継として登場した車両ではあったが、当初1352cc、2012年のモデルチェンジでは1441ccにまで拡大されたエンジンは全域トルクフルで扱いやすく、じゃじゃ馬的な性格だったZX-12Rと対象的なマシン特性で多くのライダーに支持された。

(Photo courtesy of Kawasaki)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。