ダヴィデ・ブリビオ「チャンピオンシップが短くとも、トップ争いするライダーは同じ」

Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)のチームマネージャーであるダヴィデ・ブリビオは、7月開催が予定される2020年のMotoGPについて展望を語った。曰くチャンピオンシップの期間に関わらずトップライダーは同じで、ミスが許されないシーズンであること、今年はさらに良い成績を狙っていきたいとのこと。

チャンピオンシップが短くとも強いライダーは変わらない

ダヴィデ・ブリビオ

「今年は例年よりもチャンピオンシップが短いと予想されますが、チャンピオンシップが長くとも短くとも、結果は大きく変わらないと思います。常に速いライダーは速いですし。ただ、これだけ長期間レース開幕までに時間が空いたことが、どの程度ライダーに影響を与えるかについては個人差があるでしょう。」

「例えば今年はヘレスで2戦が提案されており、同様にオーストリアで2戦する可能性などもあります。こうした2戦の可能性があるレースの結果を総合して考えても、昨年のチャンピオンシップと大きく順位は変わらないんです。」

レース数が単純に少ないのでミスは出来ません。通常であれば前半戦の調子が悪かったり転倒が多かったりしても、後半戦に巻き返しが可能な場合もあります。昨年ではマーべリック・ビニャーレスがシーズン開幕の調子が悪い中、シーズン後半には盛り返してきました。」

得意なトラックでのレースが出来なくなる可能性も

レース開催の場所が限られることで、得意なトラックでレースが出来ないということもあるでしょう。Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)のバイクが戦闘力を発揮したオランダで今年レースは出来ませんし、シルバーストーンについては、過去4年間で2回優勝もしていますからね。」

「しかしチャンピオンシップの内容が限られた数戦となるのであれば、文句は言えません。オーストリアでスズキは遅いとかそういったことを言っていても仕方ないんですよ。チャンピオンシップを開催するには同じサーキットでの2戦が必要というだけの話です。オーストリアの2戦で失う部分は、他のサーキットの2戦で取り返せばいいんです。

「オーストリアでは過去Ducatiとホンダが強いわけですが、最初から諦めてレースに挑むことはありません。ヤマハも過去に表彰台を獲得していますし、スズキに出来ないことはないでしょう。ヘレスが嫌なライダーも、オーストリアが嫌なライダーもいるでしょう。どういったカレンダーになるかわかりませんが、2020年は特別だってことです。」

同じサーキットで2週連続で2戦というのはドルナが決めたことですが、もし同じサーキットで1週間の中で2戦やろうと決まれば、そこに対して努力していくだけです。メーカー同士の話し合いの中でも、特定のメーカーが自分達に有利にすることを考えて何かの話をしていたケースはありません。誰もがチャンピオンシップの開催に向けて全力なんです。」
アレックス・リンス

今年はよりコンスタントな成績を残すことが重要

スズキが驚きを提供出来る存在であることを願っています。昨年はチャンピオンシップ後半で戦闘力を発揮出来ずに終わりましたが、もっと良い結果を得ることが出来たはずです。今年はよりコンスタントな成績を残すことが重要で、短縮されたチャンピオンシップであれば、これは良いトレーニングになるでしょう。」

「実際開幕してどういう状況になるかはわかりません。6ヶ月間誰もMotoGPバイクに乗っていないわけですから、ドルナにはヘレスの前に1日間のテストデイを設けて欲しいと要請しています。このテストで問題がなければレースウィークに突入する形となるでしょう。」

ジョアン・ミール
ジョアン・ミール

ライダーによってはすぐに適応出来る選手もいるでしょうし、すぐにMotoGPバイクを操る感を取り戻せるライダーが有利でしょう。過去数年は開幕から数戦でどういったシーズンになるか予想がつかないライダーもいましたが、今年は集中して3ヶ月から4ヶ月で全てを出し切ることが必要です。」

「こういった理由から、今年は新しいカタチで面白いレースとなるでしょう。誰にとっても今年は特別な1年で、良い意味で試される1年となるでしょう。トップは5人から6人のライダーで争われるでしょうが、これは年間何戦あっても変わらないでしょう。

(Photo courtesy of michelin)