トプラック・ラズガットリオグル アラゴンでMotoGPマシンYZR-M1をテストFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているトプラック・ラズガットリオグルは、ヤマハMotoGPテストチームと共にMotoGPバイクをアラゴンでテスト。好感触を得たようだ。

トプラック・ラズガットリオグルは40周を走行しているが、本来予定した距離を走行する前に振り出した雨によって、走行時間が短くなっている。テストにはカル・クラッチローも同行し、カル・クラッチローの記録したタイムを参考タイムとして走行した。

トプラックは12周をカーボンブレーキや電子制御の理解に利用し、トプラックのフィードバックを受けて調整されたバイクを操縦、その後に雨が降り出している。

なお2023年にトプラック・ラズガットリオグルがヤマハからMotoGPに参戦出来る枠はなく、参戦の条件としてファクトリーシートが必要とトプラック・ラズガットリオグル自身、マネージャーのケナン・ソフォーグルが明言していることから、最短でもMotoGPで走行するトプラックが見られるのは2024年になるだろう。[adchord]

バイクは最高でストレートが速かった

トプラック・ラズガットリオグル

「初めてのM1はR1とは全く異なっていました。さらにパワーがあって、電子制御、シームレスギアボックスなどすべてが新鮮でした。周回を重ねるごとに学習を進めました。カル・クラッチローがいてくれたので、彼のアドバイスを受けて走行することが出来ています。」

「バイクは最高でしたし、特にストレートが早く感じました。カーボンブレーキも興味深いフィーリングでしたね。コンディションは暑く、序盤にバイクに慣れるために12周を走行した後は、5周程度しかちゃんと走行は出来ていません。」

「MotoGPをテレビで見ているとアラゴンはバンプが酷いように感じますが、実際に走行しても同様に感じました。スロットルを開けたほうが安定しますが、閉じると不安定になるということを確認することが出来ました。」

「全体的にポジティブなテストでしたし、雨で短い時間の走行になってしまったとは言え、最高に楽しむことが出来ました。このような機会を設けてくれたヤマハに感謝したいと思います。」

(Photo courtesy of wsbk)