日本GPの決勝レースは台風一過の素晴らしい天候で行われた。優勝したのはDucatiのジャック・ミラー、2位ブラッド・ビンダー、3位ホルヘ・マルティンとなった。4位はマルク・マルケス、5位ミゲル・オリヴェイラ、6位ルカ・マリーニ、7位マーべリック・ビニャーレス、8位ファビオ・クアルタラロ、9位エネア・バスティアニーニ、10位マルコ・ベッツェッキだった。

レースはスタート前にアレイシ・エスパルガロが何らかのトラブルで緊急ピットイン、セカンドバイクに乗り換えてピットレーンスタートとなった。マルク・マルケスはポールスタートながら序盤に後退し、以降5番手でレースを重ねる。

ジャック・ミラーは3周目にトップに立つと、2位のホルヘ・マルティンを徐々に引き離してレースをリード。徐々にマルティンとの差を拡大して圧倒的なリードを築いて優勝。ホルヘ・マルティンは終盤にブラッド・ビンダーに抜かれて3位に後退。

チャンピオンシップを争うフランチェスコ・バニャイアは、最終ラップにファビオ・クアルタラロをパスしようとしてブレーキングで痛恨のミス。転倒リタイアに終わった。

マルク・マルケスは終盤にミゲル・オリヴェイラを抜いて4位に浮上。怪我からの復帰後初めてのフルレース、ドライコンディション、ソフトリアタイヤをもろともせずに4位を獲得した。

日本人選手は長島選手が転倒、津田選手はマシントラブル、中上 貴晶は最下位に終わっている。

優勝ジャック・ミラー

「今週末はずっとフィーリングが良かったんです。最高のファン、最高のチームに感謝です。この先はホームGPがありますから楽しみにしています。今日は本当に最高の気分ですね。」

2位ブラッド・ビンダー

「序盤からプッシュしました。ハードリアで走行していなかったんですが、終盤はハードで良かったと感じました。序盤は何度か危ない瞬間がありましたね。今日はベストを尽くして走行しました。素晴らしい作業をしてくれたチームに感謝です。」

3位ホルヘ・マルティン

「久しぶりの表彰台で嬉しいですね。ハードを試していなかったのでミディアムを使用しました。ハードならば優勝争いが出来たでしょう。今日は本当に嬉しいですね。次のタイGPが楽しみです。」

日本GP 決勝レース結果 MotoGP2022

路面: ドライ
気温: 22 ℃
湿度 69 %
路面温度: 38 ℃

順位ゼッケンライダー名メーカータイム
1位43ジャック・ミラーDUCATI42’29.174
2位33ブラッド・ビンダーKTM42’32.583
3位89ホルヘ・マルティンDUCATI42’33.310
4位93マルク・マルケスHONDA42’36.958
5位88ミゲル・オリヴェイラKTM42’37.359
6位10ルカ・マリーニDUCATI42’37.522
7位12マーべリック・ビニャーレスAPRILIA42’39.053
8位20ファビオ・クアルタラロYAMAHA42’39.367
9位23エネア・バスティアニーニDUCATI42’39.492
10位72マルコ・ベッツェッキDUCATI42’45.593
11位5ヨハン・ザルコDUCATI42’45.760
12位44ポル・エスパルガロHONDA42’46.630
13位73アレックス・マルケスHONDA42’47.393
14位21フランコ・モルビデッリYAMAHA42’48.186
15位35カル・クラッチローYAMAHA42’48.375
16位41アレイシ・エスパルガロAPRILIA42’54.647
17位49ファビオ・ディ・ジャンアントニオDUCATI42’56.180
18位25ラウル・フェルナンデスKTM42’58.548
19位87レミー・ガードナーKTM42’58.643
20位30中上 貴晶HONDA43’12.468