イギリスGPはスタート前に天候が悪化するかに思えたが、そのままのコンディションでレースがスタート。序盤はフランチェスコ・バニャイアがレースをリードしたが、ホルヘ・マルティンがオーバーテイク、そのまま走り切るかに思えたものの、後半に強いエネア・バスティアニーニが追い上げを開始。ホルヘ・マルティンを抜いてそのまま優勝を決めた。エネア・バスティアニーニはこれで今週末2レース共に優勝となった。

2位はホルヘ・マルティン、3位フランチェスコ・バニャイアとなり、4位にマルク・マルケス、5位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、6位アレイシ・エスパルガロ、7位アレックス・マルケス、8位マルコ・ベッツェッキ、9位ペドロ・アコスタ、10位フランコ・モルビデッリとなった。

順位ゼッケンライダー名メーカータイム
1位23エネア・バスティアニーニDUCATI39’51.879
2位89ホルヘ・マルティンDUCATI39’53.810
3位1フランチェスコ・バニャイアDUCATI39’57.745
4位93マルク・マルケスDUCATI39’58.785
5位49ファビオ・ディ・ジャンアントニオDUCATI39’59.615
6位41アレイシ・エスパルガロAPRILIA40’01.393
7位73アレックス・マルケスDUCATI41’01.461
8位72マルコ・ベッツェッキDUCATI40’05.895
9位31ペドロ・アコスタGASGAS40’08.265
10位21フランコ・モルビデッリDUCATI40’15.488
11位20ファビオ・クアルタラロYAMAHA40’16.081
12位43ジャック・ミラーKTM40’17.646
13位12マーべリック・ビニャーレスAPRILIA40’18.630
14位5ヨハン・ザルコHONDA40’18.832
15位10ルカ・マリーニHONDA40’23.386
16位30中上 貴晶HONDA40’29.157
17位37アウグスト・フェルナンデスGASGAS40’29.484
18位87レミー・ガードナーYAMAHA40’51.016

優勝エネア・バスティアニーニ

「スタート時点でミスがあったので難しいレースでしたね。でも後半に差を詰めることが出来ると思っていました。ホルヘに追いつくのは難しかったですが、終盤に戦闘力が高いのは自分の特徴ですからね。本当の決勝レースで優勝出来たのは嬉しいですね。」

2位ホルヘ・マルティン

「チームのおかげでしっかり完走出来ました。エネアはレース終盤に強いとわかっていたんですけどね。ペッコと走行している時に燃料を調整しようとしたんです。エネアがついてきた時はコンスタントに走ろうと思っていましたが、今日はエネアは別のレベルでしたね。」

3位フランチェスコ・バニャイア

「リアタイヤをマネージしようとしていたんですが、フロントから滑ってしまい、マルティンに抜かれた後もついていこうとしてフロントが滑ったんです。昨日も転倒していますから、レースを完走することを選んだんです。終盤は本当にきつかったですね。気温が低かったので、ある程度はタイヤ温存に役立ちました。次のレースでは良い結果を残したいですね。」