スタート直後から表彰台争いに加わるも、混乱の影響で順位を落とす
26周で行われた決勝レース、マリーニは好スタートを切り序盤から表彰台圏内を争う展開。しかし、バスティアニーニのスリップダウンを含む複数のアクシデントにより、マリーニは接触を避けるためにマシンを起こさざるを得ず、一時6位まで後退。混乱が落ち着いた後は、チャンピオンのホルヘ・マルティンのすぐ後方で周回を重ねた。
終盤にはフランコ・モルビデリとの直接対決に打ち勝ち、ホンダRC213Vのスムーズな挙動を活かして5位でフィニッシュ。今季6回目のトップ10入りを果たし、ドイツGPの成績を上回るベスト結果となった。
成長を実感しつつ次戦への課題を語る
「自分にとって素晴らしい週末でした。今日のレースではマルティンとモルビデリをずっと追いながら走り、5位で終えることができて本当に嬉しいです。レース中にはいくつか難しい瞬間もありましたが、それらを乗り越えることができました。今は冷静さを保ちつつも、ホンダ全体として前向きな成長傾向にあると感じています。グリップが高いコンディションでは良い結果を出せていますが、まだ改善の余地は多くあります。過去2戦は特徴の異なるサーキットで色々なセッティングを試してきたので、どれが最も効果的かを見極めることが重要です。バルセロナはトップスピードが高く、グリップ状況も異なるので、新たな挑戦になります。」