今年の開幕戦からマルク・マルケスが参戦出来る可能性は極めて低いが、昨年のようにテストライダーのステファン・ブラドルが、マルケスが参戦出来る状態になるまで代役参戦を続けることは「メーカー間の公平性を損なう。」とKTMのピット・バイラーが声を上げている。
確かに開発が制限される中で、テストライダーがレースの中でデータ収集を続けた場合、そのインプット分の差が出るのは明らかだ。2021年シーズン開幕前に、何らかのルール変更が行われることが予想される。
テストライダー代役参戦回数を制限すべき
KTM モータースポーツマネージャー ピット・バイラー
「ホンダは昨年テストライダーのステファン・ブラドルがマルク・マルケスの代役参戦を続けることによって、マシン開発面で多くの利益を得ていたことは明らかです。ですから、今後はテストライダーの代役参戦の回数を年間3回か4回に制限すべきだと考えています。ステファン個人的にどうということではなく、メーカー間の公平性が損なわれていることが問題なのです。」
(Photo courtesy of KTM)