Trackhouse RacingのMotoGPルーキーである小椋藍は、アルゼンチンGPの決勝レースで8位でフィニッシュしていた。事前テストのなかったアルゼンチンの決勝でトップ10という素晴らしい結果だったが、RS-GPに「非公認ソフトウェア」が搭載されていたことが発覚し、決勝レースのリザルトは剥奪される。

予選では15位から着実に追い上げる素晴らしい走りをしていたが、レース後の車検で、彼のRS-GPに非公認のECUソフトウェアが使用されていたことが判明した。MotoGPは現時点では全選手共通の電子制御を採用していることから、この問題がなぜ発生したのか詳細は不明。
タイGP、アルゼンチンGPと素晴らしい活躍をしてきた小椋 藍の活躍にチームのミスによって水を差す形になってしまった。なお、小椋 藍の失格により、小椋以降の選手はすべて順位が繰り上がる形になる。(※チームからの発表によると予選転倒後のソフトウェア再インストールの際の出来事と考えられる。)

”技術的なミスにより、アルゼンチンGPで使用された#79のレースバイクには誤ったECUがインストールされてしまいました。スチュワードパネルは、この事態がホモロゲーション規定違反に該当すると判断し、レース後に小椋藍をリザルトから失格としました。
このエラーはパフォーマンスを向上させる影響を与えなかったと認められており、バイクの電子設定自体は正しかったものの、不適切なファームウェアがインストールされていたことが原因でした。
小椋藍のパフォーマンス自体は完璧でした。”
(Photo courtesy of michelin, Trackhouse)