モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームは、イギリス・シルバーストンで開催される第7戦に向けて現地入り。前週にミサノで実施されたプライベートテストで得られたデータを武器に、さらなる上昇を目指す。

クアルタラロ:連続ポールとレコード保持者として乗り込む

ファビオ・クアルタラロは、前戦で2戦連続のポールポジション獲得とコースレコード更新という勢いそのままに、得意とするシルバーストンへと挑む。2021年には同地で優勝経験もあり、現在ランキング7位からの上位浮上を虎視眈々と狙っている。

ファビオ・クアルタラロ

「ミサノでのテストは初日は雨で出遅れましたが、2日目には多くのことを試すことができて感触も良かったです。最近はバイクに乗るのが楽しく感じられていて、それが大きな違いを生んでいます。シルバーストンはすごく楽しみにしています。全力で戦いますし、また前で戦えることを期待しています。」

ただし、フランスGPで他の選手と接触をした際に「無責任なライディング」と判断受けており、これにより、FP1の最初の10分間は出走停止のペナルティを受けている。残りの週末セッションには通常通り参加可能。

リンス:好相性のシルバーストンで復調の兆し

アレックス・リンスは、前戦ル・マンでのポイント獲得と、その後のミサノテストでの好感触を得て、シルバーストンに自信を持って乗り込む。Moto3、Moto2、そしてMotoGPのすべてで表彰台を経験しており、特に2019年にはプレミアクラスで優勝、2021年にも2位と抜群の相性を誇る。

アレックス・リンス

「ル・マン後、ミサノで1日半のテストを行い、雨の影響はありましたが、やりたかったことはほぼ試せました。2日目の終わりにはマシンのフィーリングもかなり良くなりました。シルバーストンは高速かつテクニカルなサーキットで僕はこのトラックが大好きです。金曜からいい週末にしたいと思います。」

マッシモ・メレガリ

「ミサノでは初日は雨で出遅れましたが、2日目は幸運にも多くのテストができました。シャシー、電制、空力面で有意義な情報が得られました。今週末は高速セクションが我々のマシンに合っていると思うので、ポジティブな流れを維持したいです。」