ドルナと昨年にMotoGP参戦継続に関して契約をしていたスズキのMotoGP撤退は、ドルナ側からすると青天の霹靂、ビジネスマナーとしてありえない契約違反となる。しかし、カルメロの言葉からは参戦継続の意思がないメーカーを留める努力をするよりも、新しいメーカー、独立チームと円滑に話を進めていきたいという思惑が感じ取れる。
ファンが接戦を楽しめるようにとレギュレーション改定、放送環境の整備、Eスポーツの導入など努力してきたドルナからすれば、参戦メーカーを含めた関係者の努力によって今がある、MotoGPの参戦マナーにそぐわないメーカーよりは、他のメーカー、チームを歓迎したいのは当然のことだろう。[adchord]
スズキから撤退の可能性を聞いた時は驚いた
カルメロ・エスペレーター
「ヘレステストでスズキから役員の意思決定よる撤退の可能性を聞いた時は本当に驚きました。状況は理解出来ますが、どのような状況であるかしっかり理解をする必要があります。」
「スズキとは、昨年今後の参戦継続に関する契約をしていますし、来週にはスズキ側ともミーティングを行い、何が問題なのかをしっかりと理解する必要があると思います。最も重要なことはチャンピオンシップのレベルを保つということです。」
「スズキが撤退する可能性があること、そしてそれが公式なものになったことで、実に多くのメーカー、チームからMotoGPへの参戦を望む声が出ています。」
「来年は5メーカー今年と同じ数の独立チームで合計22名のライダーでも問題はありませんが、スズキに変わって参戦したいというチームからの提案内容含めて検討することになるでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)