天候不順のフランスGP初日、ベンスナイダーは堅実な前進ビェシェキルスキは転倒、ルマンの洗礼を受ける

第10戦フランスGPが、伝統のルマン、ブガッティサーキットで始まりました。フランスGPは毎年、不安定な天候に翻弄されますが、今年も例外ではありませんでした。世界選手権ルーキーのピオトル・ビェシェキルスキは、午前のセッションでコースインして2周目に転倒。左肩を強打したために、午後の走行は医師の判断で見合わせることになりました。

ボ・ベンスナイダーはコンディションに対する信頼感を少しずつ高めてゆき、終盤に良い手応えを掴みました。例年のフランスGPは5月中旬の開催ですが、今年は新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延により、レースカレンダーが大きく変更になったため、開催時期が10月のこの時期になりました。5月のルマンは、季節のわりに底冷えすることも多く、天候が不安定になることでも知られています。10月も同様で、金曜の走行初日は朝から雨が降り、温度条件も15°C前後という状況でした。

そのため、転倒が各クラスで多数発生し、Moto2クラスでもビェシェキルスキがその洗礼を受けることになってしまいました。コースインして2周目の14コーナーで転倒を喫し、その際に左肩を強打しました。NTS RW Racing GPのチームスタッフが迅速なマシンの修復作業を行い、ビェシェキルスキは再度コースインしたものの、左肩の痛みはどんどん増してゆきました。このフリープラクティス(FP)1回目を終えて、ドクターチェックを受けた結果、午後のFP2は残念ながら走行を見合わせることになりました。

そのFP2は、雨が上がったこともあって少しずつ路面は乾いてゆきましたが、まだコース上のあちらこちらにウェットパッチが残る状態でした。FP2開始直後に、ルカ・マリーニ選手が転倒してセッションは赤旗中断になったものの、ほどなく再開。ベンスナイダーはコースの状態を理解しながら少しずつ安心感を高めてゆき、セッション終了間際に自己ベストタイムの1分39秒776を記録。初日総合順位の24番手につけました。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(FP1-27番手 FP2-24番手 総合24番手)
「今朝のウェットコンディションではフィーリングがあまりよくなかったので、転倒のリスクを避けて無理はしないようにしたんだ。午後は少しずつ路面が乾いてきたけれども、まだウェットパッチがそこらじゅうに残っている状態だった。だから、できるだけたくさん走りこんで、コースに対する自信を深めていく方針で臨んだんだ。微妙な路面状況だったので、なかなかうまく走ることができず、気持ちよくバイクに乗れなかったけれども、最後になって路面が乾いてくると、だいぶ良くなった。フィーリングもまずまずだ。とはいえ、まだ思いきりスロットルを開けていくところまでは至っていない。天気予報では明日と日曜は晴れということなので、僕たちも必ず前進できるはずさ」

ピオトル・ビェシェキルスキ選手(ゼッケン74)

(FP1-28番手 FP2-走行せず 総合30番手)
「今日はアンラッキーな走り出しで、午後は走ることができなくなってしまいましたが、明日はきっとバイクに乗れると思っています。今朝のFP1は路面のグリップがとても低く、特に14コーナーは際どい状態だったのですが、気をつけながらも、気持ちよく走ることができていました。転倒してしまった後はチームがすばやくバイクを修復してくれたので、すぐにまたコースインできたのですが、転倒のときに打った左肩がどんどん痛くなってきました。この痛みが原因で、特に左コーナーでのブレーキングがすごく厳しくなってしまいました。セッションを終えてからメディカルセンターで診察を受けたところ、幸いにも骨折はなかったのですが、午後のセッションは休むようにと言われました。明日のFP3で再び走行できるように、今日ひと晩はしっかりと休養を取ることにします」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)