DucatiがカタールGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラーのGP19に使用したパーツに関しての争議が続いています。
これは決勝レース後にレプソルホンダ、TeamスズキECSTAR、アプリリアレーシング、レッドブルKTMがFIM MotoGPスチュワードパネルに抗議を提出したもので、FIM MotoGPスチュワードパネルはこの訴えをレギュレーションには違反していないとして棄却。4チームはこれを不服としてFIM アピールスチュワードを通してMotoGP控訴裁判所に控訴しています。
MotoGP控訴裁判所はFIMの国際審判委員会に所属する3名から成り立っており、公聴会は近々開催される見通しです。なお、MotoGP控訴裁判所による判決はアルゼンチンGP前に出されるとのころで、それまではカタールGPの結果は暫定結果として残り、控訴裁判所の判決を待って最終結果となるようです。
どのような判決が出るかは推測するしかありませんが、現時点のレギュレーションにはDucatiのスイングアームのエアロパーツは違反はしていません。(※レギュレーションに明記されていない部分であるため、該当するルールがレギュレーションにはない)そのため、カタールGPの結果はそのまま、次回以降はレギュレーションに何らかのルールが明記されると考えるのが普通でしょう。

[blogcard url=”https://kininarubikenews.com/archives/28239″]
(Photo courtesy of michelin)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。