Hondaは、「CBR1000RR SP」をベースに、サーキット走行やレースでの使用を想定し、吸・排気バルブと燃焼室を新設計したシリンダーヘッドを搭載するなど、さらなる性能向上を図った大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR SP2」の商談受付を6月5日(月)より開始します。
CBR1000RR SP2は、クラス最軽量※1の車両重量とマス集中化がもたらす軽快性、さらには出力向上と扱いやすい特性を両立したパワーユニットや、新たな電子制御技術を採用してフルモデルチェンジしたCBR1000RR SPをベースモデルとしています。レーシングマシンへのモディファイを前提に、シリンダーヘッド、ピストンなどを専用設計したほか、より軽量なマルケジーニ製の前後ホイールを採用するなど、サーキット走行やレース使用時のポテンシャル向上を図った特別な仕様としています。
CBR1000RR SP2の2017年型モデルは台数限定で販売します。ご購入に際しては、Hondaホームページ内の専用サイトでご商談のお申し込みが必要となります。受付期間※2は、2017年6月5日(月)から6月26日(月)で、限定台数を上回るお申し込みがあった場合は、厳正なる公開抽選の実施を予定しています※3。
CBR1000RR SP2商談申込専用サイト
https://www.honda.co.jp/motor-order/2017sp2/
※1Honda調べ(2017年5月現在)直列4気筒1000ccスーパースポーツクラス
※22017年型モデルの受付期間。
2018年型モデルの受付期間と販売台数は別途、Hondaホームページ内の専用サイトでご案内する予定です
※3公開抽選となった場合は、実施概要を別途、専用サイトでご案内する予定です

CBR1000RR SP2 ヴィクトリーレッド
●販売計画台数(国内・2017年型モデル) 35台(限定)
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
CBR1000RR SP2 3,024,000円(消費税抜き本体価格 2,800,000円)
* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
=CBR1000RR SP2の主な特徴(ベースモデルCBR1000RR SPからの主な変更点)=
●シリンダーヘッド、ピストン
・吸排気効率の最適化による性能向上を図るため、バルブ径を拡大するとともにバルブ挟角を変更。
・燃焼室形状とピストン頭部形状を最適化し、燃焼効率を向上。
・シリンダーヘッドの冷却性向上を図るため、スパークプラグのロングリーチ化とともに、ウォータージャケットをより燃焼室に近い位置に配置。
●バルブリフター
・レース用ハイリフトカムシャフトへの交換に対応させるため、バルブリフター外径を拡大。
●ホイール
・前後ホイールには、マルケジーニとHondaがCBR1000RR SP2専用として共同開発した、マルケジーニ製軽量アルミ鍛造7本スポークホイールを採用。
●カラーリング
・レッドを基調としたカウリングに、カーボンパターンとしたブルーのグラフィックを施すとともにゴールドのラインを追加するなど、CBR1000RR SP2専用のカラーリングとした「ヴィクトリーレッド」の1色を設定。
主要諸元
| 通称名 | CBR1000RR SP2 | |
| 車名・型式 | ホンダ・2BL-SC77 | |
| 全長×全幅×全高 (mm) | 2,065×720×1,125 | |
| 軸距 (mm) | 1,405 | |
| 最低地上高 (mm)★ | 130 | |
| シート高 (mm)★ | 820 | |
| 車両重量 (kg) | 194 | |
| 乗車定員 (人) | 1 | |
| 燃料消費率※4(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※5(km/h) | 25.0(60)<1名乗車時> | 
| WMTCモード値★(クラス)※6 | 18.1(3-2)<1名乗車時> | |
| 最小回転半径 (m) | 3.2 | |
| エンジン型式・種類 | SC77E・水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 | |
| 総排気量 (cm3) | 999 | |
| 内径×行程 (mm) | 76.0×55.1 | |
| 圧縮比★ | 13.0 | |
| 最高出力 (kW[PS]/rpm) | 141[192]/13,000 | |
| 最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 113[11.5]/11,000 | |
| 燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置 (PGM-DSFI)> | |
| 使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン | |
| 始動方式★ | セルフ式 | |
| 点火装置形式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
| 潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
| 燃料タンク容量 (L) | 16 | |
| クラッチ形式 ★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
| 変速比 | 1速 | 2.285 | 
| 2速 | 1.777 | |
| 3速 | 1.500 | |
| 4速 | 1.333 | |
| 5速 | 1.214 | |
| 6速 | 1.137 | |
| 減速比(1次★/2次) | 1.717/2.687 | |
| キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ | 23°20´/96 | |
| タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) | 
| 後 | 190/50ZR17M/C(73W) | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | 
| 後 | 油圧式ディスク | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 (倒立タイプ/NIX30/Smart EC) | 
| 後 | スイングアーム式 (ユニットプロリンク/TTX36/Smart EC) | |
| フレーム形式 | ダイヤモンド | |
道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
※4燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※5定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※6WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
<ホンダ プレスリリース>
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。