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ミシュラン MotoGP2021 スティリアGPプレビュー

MICHELIN Grand Prix of Styria を含め、レッドブル・リンクで 2 週連続グランプリ開催

MotoGPの夏休みを終えて、ミシュランは2週連続開催されるグランプリレースのため、オーストリアのシュピールベルグに向っています。まずスティリア・グランプリ、次いで7日後にオーストリア・グランプリが行われます。
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こちらはFIM Enel MotoE WorldCup第5戦も併催されます。この2連戦では、これまでの大会と大きく異なる点がひとつあります。これまでMotoGPは人数制限をして観客動員を認めたドーハ、カタルーニャ、そしてアッセンの大会を除いて新型コロナウイルス感染症対策のため長い間無観客開催を続けてきましたが、今回の両レースには観客が戻ってきます。多くのファンがそれぞれのチームやライダーたちを応援し、コース周辺に賑わいと独特の雰囲気を作り出してくれることでしょう。

全長4,318mのレッドブル・リンクは、シュタイアーマルク地方の絵画のように美しい山々と森の中にあります。コースは明確な左ターンが2つと超高速の左カーブがひとつあるだけで、残り7つはすべて右コーナーで、これがタイヤに大きなストレスと発熱を引き起こします。

2つの上り右コーナーで区切られた3本あるストレートのうち最も長いものが684m、1周回で65mもの高低差があるコースレイアウトです。これまでこの地で開催されたレースと同様、ミシュランはこうした厳しいコース状況に対処するため特別なケーシング構造のリアタイヤを持ち込みます。

MICHELIN Power Slickはこれまで通りソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドの設定で、リアタイヤはすべて左右非対称設計となっています。この特徴的なコースで発生する高温域に対応するため、右側をよりハードとしています。フロントはソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドで、すべて左右対称設計です。

MotoGP開催地の中でもとりわけ“高速コース“といわれるこのサーキットでも、MotoGPライダーたちが要求する素早い応答性と安定したブレーキング性能を提供できるよう設計されています。8月のこの地域は雨天となる可能性が常にあるため、用意されるレインタイヤは前後ともソフトとミディアムコンパウンドのMICHELIN Power Rainになります。

フロントは左右対称設計、リアは左右非対称設計でスリックタイヤと同様、右側をよりハードとしています。2つのグランプリで提供されるスリックタイヤとレインタイヤは同じ仕様になります。
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ミシュランモータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ

「夏休み後の最初のレースは、レッドブル・リンクの非常に特殊なコースコンディションのため、タイヤにはとてもストレスのかかるレースになると思われます。コース前半にある3本の短いストレートでは非常に高速域となり、その後も下りの高速コーナーが続くためです。」

「2つのレースに準備したリアタイヤのケーシング構造は、このコースレイアウトに対応すべく、発生する高温と摩耗に耐えるように設計されています。この構造に加えて、トレッドのラバーコンパウンドは、予選やフリープラクティスから28周のレースまで、さまざまなセッションで一貫したグリップとコントローラブルなハンドリングを提供すべく選択されています。」

MotoGPライダーたちは8月6日金曜日、最初の2回のフリープラクティスセッションから、シュピールベルグで2連戦の走行を開始します。土曜日にさらに2回のプラクティスセッションが続き、次に非常に重要な公式予選が行われます。

8月8日日曜日、現地時間14時00分、日本時間21時00分に28周で争われるスティリア・グランプリがスタートします。次の週末のオーストリア・グランプリは、8月13日金曜日から、同じMotoGPタイムスケジュールで行われますが、金曜日と土曜日にMotoEフリープラクティスセッションが、さらに土曜日午後にはEPoleが予定されています。7周で争われるMotoEレースは、MotoGPレース後の8月15日日曜日、15時30分、日本時間22時30分にスタートします。

(Photo courtesy of michelin)

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