ブレンボが分析するMotoGP2021バレンシア戦

ブレンボが分析するMotoGP2021バレンシア戦

昨年と異なり、MotoGPのシーズンを締めくくる最終戦としてバレンシアGPが開催される。リカルド・トルモ・サーキットは、MotoGP世界選手権の全ライダーと密接に連携しているブレンボの技術者によると、ブレーキにとっては中程度の難易度のサーキット。
難易度指数は1~5の間で3となり、スペインの4つのサーキットの中では最も低い数値となる。このレースは、バレンティーノ・ロッシの素晴らしいキャリアの最後を飾る、歴史的なレースとなる。バレンティーノ・ロッシは、MotoGP世界選手権参戦当初からブレンボのブレーキシステムを使用しており、またマルケジーニのホイールも長年使用している。

最高を求めるライダーの選択 マルケジーニ

マルケジーニは、2000年3月からブレンボグループの一員となり、同じ生産工場を共有している。マルケジーニの鍛造マグネシウムホイールは、2021年のシーズンにも、MotoGPに参戦するバイクのほぼ3分の2に装着されている。

これらのホイールは、3Dクローズドダイマルチフォージングと熱処理によって製作され、最高の剛性と最小の慣性を実現しています。マルケジーニのホイールは、タイヤと並んでバネ下における最も大きな回転質量であるため、軽量化によってモーターサイクルの加速性や方向転換時のハンドリングが向上し、ブレーキレスポンスも改善される。

ロードバイクにも軽さと性能を

マルケジーニは、プロのライダーに最高の体験を提供するだけでなく、ロードバイクユーザーにも高いパフォーマンスを保証するソリューションを開発している。マルケジーニの製品は独自のスタイルを持ち、最先端の設計、構造解析、試験方法で作られているホイールだ。

M7R Genesiホイールは、航空宇宙産業で使用されているマグネシウム合金を使用した7本スポークのホイールで、多方向からの鍛造とホイールの最終形状に合わせて最適化された金型を使用しているため、標準的なホイールに比べて26~41%の軽量化を実現している。

1周あたりのブレーキング時間は31秒

MotoGPライダーは、リカルド・トルモ・サーキットにある14のコーナーのうち、9つのコーナーでブレーキを使用する。ブレーキの使用時間は1周あたり31秒で、グランプリ全体の34%を占めており、これはヘレスサーキットで開催されたスペインGPと同じ割合となる。

スタートラインからチェッカーフラッグを受けるまでにライダーがブレーキレバーにかける力をすべて合計すると、平均で900kg(0.99t)強となる。しかし、負荷は均一ではなく、いくつかのコーナーでは2.5kg以下、別の2つのコーナーでは5kg強となっている。一方、減速度は1つを除いてすべて0.8gから1.2gの間だ。

4.8秒で200km/h以下を実現

リカルド・トルモ・サーキットにある9つのブレーキングセクションのうち、ブレーキに厳しいと分類されるのは1つだけで、5つは平均的な難易度、残りの3つの難易度は低い。

MotoGPマシンにとって最も過酷なハードブレーキングは、スタートライン後の第1コーナーだ。時速320km以上のスピードからわずか4.8秒で時速128kmまで減速し、282mの制動距離を走行する。ライダーはブレーキレバーに4.9kgの荷重をかけて1.5gの減速を行い、ブレーキフルードの圧力は10.4バールにまで上昇する。

(Source: Brembo)

(Photo courtesy of Brembo)

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