オージーケーカブトが、革新的なエアフローデザインと快適性を追求した新世代フルフェイスヘルメット「KAMUI-5(カムイ・ファイブ)」を正式発表。発売は2025年12月中旬を予定しており、税込価格は44,000円。これまでのスタンダードモデルの常識を覆す、快適性と機能性の両立を実現した最新作となっている。

空気を操る新設計、進化したエアフロー性能
KAMUI-5では、ベンチレーション配置と形状をゼロベースで見直し、数値流体解析(CFD)と風洞実験を駆使して通気性能を最適化。チンベンチレーションは上下2段階の開閉構造を採用し、全開時には口元へのエアー導入とシールドの曇り除去を同時に実現。半開時は曇り除去に特化し、走行状況に応じた調整が可能となっている。トップとリアのベンチレーションは連動し、内部の熱気を効率的に排出。従来モデルを凌駕する“抜けの良さ”と“清涼感”を提供する。
包み込むフィット感と快適な装着性
内装も刷新され、クッション構造を再構築。チークパッドを含む各部パーツの形状と厚みを最適化し、深く安定した被り心地を実現。ライディング中に発生する微振動や風圧による揺れを軽減し、長時間の走行でも快適性が持続する。また、着脱のスムーズさと首元までソフトに包み込む構造により、フィット感とストレスフリーな脱着を両立している。
安全性と視界の強化
ライダーの視界確保にも重点を置き、シールド開口部は拡大設計に。大型インナーサンシェードを標準装備し、2段階の高さ調整機能も搭載。これにより、日差しの強いシーンでも視認性を確保し、安心感を向上させる。
新設計の二軸構造ラチェットとロック機構により、シールドの密閉性と静粛性も向上。歪みを抑えたクリアな視界を実現している。
細部まで徹底されたユーザビリティ
KAMUI-5には、Kabuto独自の特許技術「ウェイクスタビライザー(PAT.4311691)」を搭載。走行中の気流を制御し、ヘルメットへの負荷を軽減。さらに、2シェル5サイズ構成により、軽量化と細やかなフィッティングも実現した。
COOLMAX®素材を一部に使用した内装はフル脱着可能で洗濯にも対応。「制菌加工」DEOFACTOR®も採用されており、清潔さにも配慮されている。
その他にも、Pinlock®対応のMAX VISIONシールド(別売)、眼鏡対応チークパッド、スピーカーホールの拡大、新設計マイクロラチェットバックルなど、あらゆる面で使いやすさが追求されている。
スペック・ラインアップ
- 発売予定:2025年12月中旬
- 価格:¥40,000(税込¥44,000)
- カラー:パールホワイト、ブラックメタリック、フラットブラック、グレー、フラットアッシュオリーブ
- サイズ:XS(54-55cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)
- 規格:JIS
- 装備:UV&IRカットシールド(CF-2 UICシールド/UICクリア)標準装備、大型インナーサンシェード、2段階チンベンチレーション、眼鏡対応チークパッド、COOLMAX®内装、DEOFACTOR®制菌加工など
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。