MotoGPパドックとミシュラン・モータースポーツ・チームは、変化の激しい天候の中で開催されたフランス戦に続き、より安定した天候を求めて南下し、イタリアのムジェロ・サーキットでレースを迎えます。

フィレンツェ近郊の美しいトスカーナの田園地帯に位置するムジェロ・サーキットは、9つの右コーナーと6つの左コーナー、そして1,141mの高速ストレートで構成されています。サーキット・ラップレコードはマルク・マルケスが2019年に記録しており、2019年に開催されたレースの記録となります。また、歴代の最高速度記録356.7km/hはアンドレア・ドヴィツィオーゾが保持しており、これも2019年に記録されたものです。

この複雑なサーキットは、2021年のカレンダー内で最も高速で、最も過酷なサーキットの1つであり、ハードな加速とヘビーなブレーキングゾーンに加え、オフキャンバーコーナーや、タイヤへの攻撃性が高いアスファルトなど、タイヤには非常に特殊な要求が課せられています。
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スリックタイヤは、ソフト、ミディアム、ハードの3種類が用意されており、フロントは左右対称コンパウンド、リアは左右非対称コンパウンドで、右コーナーが多いことを考慮して、タイヤ右サイドをハードめに設定しています。

ムジェロはイタリアの南に位置しているにもかかわらず、雨が降ることもあり、常にウェットコンディションになる可能性があります。そのため、必要に応じてミシュランのパワーレインタイヤが用意されています。レインタイヤはソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドの2種類がフロント、リアで用意されており、リアは左右非対称コンパウンドで右側がハードより、フロントはスリックタイヤと同様に左右対称コンパウンドのデザインになっています。

通常のレースウィークエンドのスケジュールでは、金曜日に練習走行1と2、土曜日に練習走行3と4、そしてQ1、Q2が行われます。日曜日は朝のウォームアップセッションの後、現地時間14:00に決勝レースがスタートします。

2輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「イタリア人として、そして情熱的なモーターサイクリストとして、母国開催のレースは嬉しいものですが、ムジェロは個人的にも大好きな場所です。最後にここムジェロでレースをしてから2年が経ちますが、長い間離れていたように思えますが、ようやく戻ってくることができてうれしいです。」
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「この時期の気候は難しく、丘陵地帯のため午前中は気温が低く、午後になると非常に暑くなります。加えて、非常に速いスピード、ハードなブレーキングゾーン、オフキャンバーコーナーなど、タイヤにもライダーにも難しいサーキットレイアウトです。しかし、2021年に割り当てられたミシュラン・パワースリックタイヤ、レインタイヤが、コースコンディションと天候の変化にすべて対応できると確信しています。」

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)