リスタート後のタイヤ変更でフィーリング悪化
フランチェスコ・バニャイアは、レースの最初のスタートでは良好なフィーリングを得て、ファビオ・クアルタラロに追随しながら後続との差を広げていた。しかし、赤旗中断後のリスタートでリアタイヤを新品のミディアムに交換したところ、全くトラクションが得られず、ポジションを大きく落とした。ターン9ではワイドに走行し、ターン7では通常の走行をしていたにもかかわらず転倒。今シーズンを通じてバイクの戦闘力を感じられず、データの確認が必要だと述べた。また、マルク・マルケスだけがバイクの弱点を隠してうまく走っていたとし、自身もその点を改善する必要があると語った。

フランチェスコ・バニャイア
「最初のスタートではフィーリングはありました。ファビオについていき後続の選手達に差をつけることが出来ていました。リスタート後はリアタイヤを変更したんですが、これが機能しませんでした。ポジションを失ってトラクションを全く得られませんでした。ターン9ではワイドに走行する中でポジションをいくつも失いました。ターン7は通常の走行をしていたら転倒したんです。明らかに何か問題が起きていますが、データを確認をする必要があります。今シーズンで初めてバイクの戦闘力が感じられませんでしたし、戦闘力を発揮していたのはいつもどおりマルクだけでした。マルクはバイクの弱点を隠してうまく走っていたように思います。この部分は自分も改善が必要です。」
「タイヤ変更は新品に交換したのみで、コンパウンドはいずれのスタートもミディアムでした。新品のミディアムでしたが、フィーリングは同じではなかったんです。今週末の金曜から特にフィーリングは変わらずですが、これは今シーズンずっと同じです。ただフィーリングが得られない状態が続いています。優勝できるスピードはあるんですが、フィーリングが最悪です。チーム、エンジニアも全力を尽くしてくれていますが、何らかの助けが必要です。」
(Photo courtesy of Ducati)