CFMOTO V4 SR-RR プロトタイプ、EICMA 2025で初披露
CFMOTOがEICMA 2025で公開した「V4 SR-RR プロトタイプ」は、1000ccクラスのスーパースポーツ市販モデルの登場を予感させる一台。外観でまず目を引くのは、フロントカウル両側に装着された巨大なウイングだ。このウイングは単なるデザインではなく、電動モーターによって角度を可変するアクティブエアロ仕様。300km/hを超える最高速を目指す際には空気抵抗を削減し、ブレーキングやコーナリング時にはダウンフォースを発生させてグリップを高める役割を果たす。レース規則では禁止されている機構だが、市販モデルにどこまで反映されるか注目だ。

エンジンもフレームの一部として機能
高性能ブレーキやサスペンション、そしてチタン製アクラポヴィッチ製マフラーを採用。だが、最も注目すべきは、フェアリング内に搭載された997ccのV型4気筒エンジンだ。逆回転クランクシャフトを搭載し、最高出力は210馬力超。さらにこのエンジンは、車体剛性の一部を担う構造要素として機能しており、上部フレームビームがリアバンクのシリンダーに直接接続されている。
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